2021 Fiscal Year Research-status Report
Epidemiologic research on the association between dietary habits, non-communicable diseases, and metabolomics of blood and urine.
Project/Area Number |
19K24254
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
岡見 雪子 滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (60591401)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 栄養疫学 / 国際共同研究 / メタボローム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、平成29年度科研費基盤(A)「血液および尿のメタボローム解析と食習慣と血圧との相互関係に関する疫学研究(研究代表者 上島 弘嗣)」の付随課題である。INTERMAP研究では4か国17集団、40-59歳男女4,680人に、4日間の24時間思い出し法による栄養調査、2日間の24時間蓄尿、8回の血圧測定、質問紙調査等を実施した(Stamler J, et al. J Hum Hypertens 2003.)。加えて、日本とハワイ在住日系米人の5集団(1,412人)では血液が保存されている(INTERLIPID研究)。これを用いて血液中のメタボローム解析を行い、尿中のメタボローム、栄養調査等と合わせ、食・生活習慣や栄養素摂取量を反映するメタボロームを探索する。 University of Hawaiiで冷凍保存された計1412人の血清検体を英国Imperial College Londonへ空輸し、The National Phenome Centreにてメタボローム測定を実施した。約1400血清検体について、核磁気共鳴分光法(NMR)による測定を終え、血清中の低分子化合物(アミノ酸等)25種およびリポタンパク質とその関連指標112種が定量された。また、2020年末からImperial College Londonにて超高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)を用いた質量分析がに実施された。COVID-19の影響によりロンドンでの測定および同定作業に遅れが生じたが、2021年4月に同定された追加の50代謝産物を得た。INTERMAP Studyデータベースとメタボロームを突合した。2021年は、日本人と日系米人の血清メタボロームの比較検討および魚関連メタボロームとメタボリックシンドロームとの関連について国際学会発表を行った。2022年度はそれらの論文化を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
University of HawaiiからImperial College Londonへの空輸は当初予定より遅れた、到着後、Imperial College LondonでのNMR分析は当初予定通り順調に進んだ。血清中の低分子化合物(アミノ酸等)25種およびリポタンパク質とその関連指標112種が定量された。しかし、2019年度末よりCOVID-19の影響により、引き続きImperial College Londonにて実施される予定であったLC-MS測定の実施に遅れが生じた。2020年度末にデータが納品されたが、代謝物同定作業が未実施であった。2021年度に追加の同定作業を行われたが、先方での人事異動および予算上の都合により50種のみの同定となった。これらの同定済みメタボロームとINTERMAP/INTERLIPIDデータベースとの突合作業およびデータクリーニング作業を実施した。2021年は国際会議で、日本人と日系米人の血清メタボロームの比較検討および魚関連メタボロームとメタボリックシンドロームとの関連について学会発表を行い、遅れを取り戻しつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度にまとめた2つの報告(日本人と日系米人の血清メタボロームの比較、魚関連メタボロームとメタボリックシンドローム)を論文化することが最終年度の課題である。 現状、NMR測定データを中心にまとめているため、昨年新たにLC-MSにより同定された代謝物も加味した新たな解析を考える。INTERMAP/INTERLIPIDには非常に精度の高い栄養素データ、24時間蓄尿データ、血圧測定データなどがあるため、それらを活用した新たな課題も検討していく。
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Research Products
(4 results)
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[Presentation] INTERMAP and INTERLIPID Research Groups. Relationship between serum HDL subclasses and nutrient intake in Japanese and Japanese-Americans: The INTERLIPID Study.2021
Author(s)
Okami Y, Miura K, Chan Q, Kadota A, Elliott P, Masaki K, Okayama A, Okuda N, Yoshita K, Miyagawa N, Okamura T, Sakata K, Saitoh S, Sakurai M, Nakagawa H, Stamler J, Ueshima H:INTERMAP and INTERLIPID Research Groups.
Organizer
The 19th International Symposium on Atherosclerosis (ISA 2021)
Int'l Joint Research
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[Presentation] Investigation on the relationship of fish intake and its metabolites with risk factors of metabolic syndrome: INTERLIPID metabolome-wide association study.2021
Author(s)
Byambajav T, Chan Q, Okami Y, Kadota A, Miyagawa N, Okuda N, Nakagawa H, Sakata K, Saitoh S, Okayama A, Yoshita K, Masaki K, Ebbels TM, Holmes E, Elliott P, Stamler J, Miura K, Ueshima H, INTERMAP and INTERLIPID Research Groups.
Organizer
The 19th International Symposium on Atherosclerosis (ISA 2021)
Int'l Joint Research