2021 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of dietary habits for 3 months after birth for the purpose of preventing postpartum depression
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19K24273
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Research Institution | Shikoku University |
Principal Investigator |
川端 紗也花 四国大学, 生活科学部, 助教 (40735768)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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Keywords | 産後うつ / 食事 |
Outline of Annual Research Achievements |
非対面式にて、研究データを回収する研究方法に切り替え、その準備を進めた。 具体的には、ウェブ媒体の作成およびテスト運用である。 当初、対面式で紙媒体を用いての調査を検討していたが、非対面式かつウェブ媒体を用いての調査に切り替える場合は仕様が大きく異なる。ウェブ媒体の作成に当たり、オンライン調査会社の選定やウェブページ作成、テスト運用を重ね、より効率のよい回収方法について検討した。 テスト運用するうちにこのプロトコルの改善点が多く見つかった。例えば、完全にオンライン上でのデータ回収に切り替えた場合、アンケートの内容が膨大となり、研究協力者にとって非常に負担となること、そのため有効回答の回収率に影響を及ぼす可能性がある。さらに食事摂取頻度調査についても、食品成分表の改訂に伴い、当初予定していた栄養計算ソフトではなく、改訂した食品成分表に呼応した新たな栄養計算ソフトの導入を検討する必要性も出てきた。新たな栄養計算ソフトおよび食事摂取頻度調査ソフトの購入し、いずれの方法でデータ分析をすべきかの方向性を検討する必要がある。 研究協力者へのアプローチとしては、病院を介してアプローチする方法と、オンラインを介したアプローチ方法の2つの研究デザインについて準備を進めている。後者の方法については先行研究が少なく、知見を得るため種々の文献を読んだり、オンライン学会に参加し、検討を重ねた。 研究者の意見交換会および勉強会に積極的に参加し、様々な制限のあるコロナ禍においてどのように対応しているかについても学ぶ場を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度もコロナ禍に伴い、雑事が急増した業務との両立が難しく、研究に割く時間が少なかったことが挙げられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度はすべて非対面式のオンラインでのデータ収集に切り替えて研究を進めていきたいと考えている。それに伴い、データ収集用アンケートの量およびデザインについて見直しを行う必要があると考える。具体的には協力者への負担を軽減すべく、アンケートをより簡略化することを検討中であるがその場合のデータの有効性について、文献等を参照したうえで慎重に検討していく必要がある。
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Causes of Carryover |
食品成分表改訂に伴い、栄養計算ソフトおよび食事摂取頻度調査ソフトも刷新された。この度の改訂により、米飯など日頃よく食する機会のある食事の栄養計算結果が大きく異なることから、現行の栄養計算ソフトと改訂版対応ソフトのいずれを使用し研究を進めるべきか検討する必要があるため、購入を考えている。 改訂版対応ソフトを使用する場合はweb使用許諾を新たに取得し直す必要も生じるためその手続きにかかる諸費用および消耗品購入費用に充てたいと考える。 また進捗状況によってはデータ入力等にかかるアルバイト人件費用捻出も検討中である。
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