2020 Fiscal Year Research-status Report
競技間の休息におけるリウォームアップと外部保温器具の併用の効果検証
Project/Area Number |
19K24313
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
柳岡 拓磨 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 助教 (20846951)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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Keywords | 球技系競技 / ハーフタイム / Re-warm up / 体温 / 筋酸素動態 / 筋活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、運動パフォーマンスの維持あるいは向上を目的とした球技系競技のハーフタイムなどに代表される競技間の休息中のコンディショニング方法を検討することを目的としている。具体的には、休息中にウォーミングアップを実施するリウォームアップと体温保持のための外部保温器具の併用がその後の間欠的高強度運動パフォーマンスに与える影響を検討する。 2020年度には、新型コロナウイルス感染症の影響で、ヒトを対象にした実験が予定通りに進行しなかったため、主に2019年度に得られた研究成果の発表を行った。主な成果として、国際学術雑誌への採択(Yanaoka et al., Front Physiol, 11:616158)および国際学会での学会賞受賞(25th European College of Sport Science Anniversary Congress, Young Investigators Award, Poster presentation 4th plaze)などが挙げられる。 さらに2019年度の研究結果を踏まえて、リウォームアップと外部保温器具の併用の効果を被験者の体格別に評価する研究を立案し、予備試験を実施した。予備試験結果からは、リウォームアップ(1分間・最大酸素摂取量の90%の強度)と外部保温器具(Blizzard Survival Jacket)の併用の効果が体格で異なる可能性が示された。具体的には、競技間の休息中の体温および間欠的高強度運動パフォーマンスの低下予防効果は、体格の小さいヒトで大きい可能性がある。今後は、予備試験を引き続き実施し、実験プロトコルの確定と本実験の実施を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で、ヒトを対象にした本実験が当初の計画通りに進行させることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年8月まで、予備試験を引き続き実施し、実験プロトコルの確定を目指す。その後、2021年度中に本試験を終了させ、論文執筆・投稿を目指す。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響により、実験を次年度にも行う必要がある。そのため、消耗品費の次年度使用額が生じた。 次年度使用額は、実験計画における消耗品の購入に使用する予定である。
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Research Products
(3 results)