2019 Fiscal Year Research-status Report
慣性センサを用いた日常生活動作における関節負荷の評価法の開発
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19K24326
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
小山 優美子 帝京科学大学, 医療科学部, 助教 (00845042)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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Keywords | 慣性センサ / 動作分析 / 関節負荷 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、慣性センサを用いた身体運動及び関節負荷の新たな評価法を検討することである。このような動作の評価をより簡便に行えることで、医療現場内外での運動指導に応用が可能となる。課題1として身体重心及び下肢の各体節の加速度特性から、関節への力学的負荷の推定が可能であるかを検討する。課題2では変形性関節症の発症リスクが高いことで知られる、高齢者の身体重心及び下肢体節の加速度特性を若年者と比較することで、加齢によって生じる動作の変化が関節への負荷に与える影響を明らかにする。 初年度である2019年度は、研究機器の購入等研究環境の整備を行うと同時に、慣性センサを用いた計測の予備実験及び解析プログラムの作成を行った。さらに、課題2の対象となる地域在住高齢者を対象とした計測に向け、対象者のリクルートを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は研究環境の整備および慣性センサによる運動分析のための解析プログラムの作成に取り組んだ。しかし、新型コロナウィルス感染拡大のため、被験者(申請者の所属大学に通う学生)の安全に対する配慮から、計測を中止せざるを得ない状況となった。
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Strategy for Future Research Activity |
学生の入構が可能となり次第、計測を開始できるよう、実験準備を行うとともに、安全に計測が行えるよう感染対策を進めている。 具体的には、感染予防策としてマスクや消毒液を新たに予算にて購入し、さらに登学に伴う感染リスクを最小限とするため、実験時間帯に配慮するなど、計画を立てている。
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Causes of Carryover |
使用している慣性センサの購入手続きが遅れ、2019年度内に購入ができなかったため、当該年度に機器購入として計上していた予算を2020年度予算として繰越すこととなった。
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Research Products
(2 results)