2020 Fiscal Year Research-status Report
Study on the conservation of blue whales
Project/Area Number |
19K24380
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岩田 高志 神戸大学, 海事科学研究科, 助教 (10636913)
|
Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2022-03-31
|
Keywords | シロナガスクジラ / 音響 / 加速度 / データロガー / バイオロギング |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年6月にアイスランドにおいてシロナガスクジラを対象とした野外調査を実施する予定だった。そのため同年4-5月は野外調査準備として調査で使用する機材の購入をした。しかし最終的に、新型コロナウィルスの影響により野外調査は1年の延期となった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの影響により野外調査が1年延期となったため、研究課題は進捗していない。2021年4月現在、新型コロナウィルスは未だ収束の気配がなく、今年度の野外調査も中止の可能性が考えられる。次の「今後の研究の推進方策」に今後の対策を記載した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2021年度は2020年度に中止となった野外調査を実施する。万が一2021年度も新型コロナウィルス等の影響により調査を実施できなかった場合は、過去に同海域で取得されたデータを研究者から収集し、それらのデータを解析し、シロナガスクジラに関する生態的知見をあぶり出す。これまで研究では、シロナガスクジラの行動と音響それぞれ独立に焦点を当てて調べられており、それらを組み合わせた研究事例はほとんどなかった。そこで本研究では、シロナガスクジラの行動と音響に関するデータを収集し、組み合わせて解析することで新しい発見を試みる。今年度にも野外調査を実施できない場合は、このような対策により研究を進めることを検討している。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの影響により野外調査が実施できず、また参加予定だった国際学会が延期となり、国内学会はオンライン開催となったため、それらの旅費を全て次年度に繰り越したため。
|