2022 Fiscal Year Research-status Report
Problematizing Circulations.Connecting Culture, Environment and Materiality in Global History
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19KK0015
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
杉浦 未樹 法政大学, 経済学部, 教授 (30438783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 英明 国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (80626317)
小林 和夫 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (00823189)
島田 竜登 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80435106)
守川 知子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00431297)
松方 冬子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (80251479)
飯島 真里子 上智大学, 外国語学部, 教授 (10453614) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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Keywords | グローバルヒストリ― / 循環 / マテリアルカルチャー / 環境史 / 文化 / 領事報告 / 世界史 / アフリカ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、コロナ渦で延期されていた国際学会でのセッション発表という形で、成果発表と研究交流を行った。研究代表者と研究分担者4名が7月にパリでおこなわれた世界経済史学会に参加し、各自が複数のセッションで発表を行い交流をはかった。他にも、ICMH(国際海運史会議)、ESSHC(ヨーロッパ社会科学歴史会議)をはじめとする国際・国内学会で研究発表を行った グローバルヒストリーの研究発展と後進育成という点では、延期となっていた日仏米独の博士課程学生が参加するサマースクールを一週間にわたってEHESSで開催し、ウォーリック大学とEUIが始めた"Whose Global History" という10数か国の歴史家が参加するプロジェクトへの協力を開始し、研究代表者がオンラインシンポジウムなどに参加した。 一方、共同研究の二つに分かれたサブ・プロジェクトについては、A班のCategories at Workについては、研究代表者が中心となって今後の研究計画と内容を話し合う打合せを複数回重ね、3月後半に国際ワークショップ Categories at Work をオンラインと対面の双方で開催した。B班の領事報告を中心に日本・イギリス・東アフリカの関係性を問うプロジェクトでは、8月にオクスフォード大学で3日間にわたって執筆ワークショップを行った。 また、各参加研究者の提携機関とのペア交流も進み、分担者の松方冬子氏がオンラインでレクチャーをし、さらに3月にウォーリック大学の大学院生とのワークショップで基調講演を行った。共同研究パートナーであるGiorgio Riello氏とは、分担者の小林和夫氏が共著論文を出版したほか、研究代表者が三つの研究プロジェクトに参加し、研究発表を2回行い、論文集へ寄稿1本を行い、別論文集の校正をすすめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
このプロジェクトは国際共同研究を、1、国際学会・シンポジウムなど広い成果発表の場や、ウォーリック大学のセミナーでの研究発表でのオープンな交流、2、サブプロジェクトをたて、グループで共同論文集を成果としてまとめる交流、3.研究者同士がペアとなり個別共同研究の推進、4。グローバルヒストリーの研究発展と後進育成をめざしたプロジェクトを共同遂行という、四つの異なる次元を設定して推進している。このなかでコロナの流行によって、1と4が遅れがちであったが、今年はそれらを盛り返せた。また2,3についてもプロジェクトの期間の折り返し地点となり、成果発表にむけて今後の研究推進計画を具体化することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
後半2年度となり、共同研究の成果発表へ向けて、またコロナ流行下実現できなかった訪問交流を加速させる。 6月にはロバート・フレッチャー氏を招聘し、B班の研究会および共同執筆の作業を1週間にわたって行う。9月からはA班のオンラインセミナーを二回実施し、分担研究者を中心に成果の進捗をはかる。さらに9月、10月をめどに分担研究者2名がウォーリック大学へ訪問しセミナーで研究発表を行い、研究代表者は共同研究者が移籍したEUIのシンポジウムで発表を行い、また2021年度にオランダで行ったシンポジウムの成果を発展させる研究調査を行うことを中心に交流を進展させる。 今年度と来年度に研究代表者が、法政大学比較経済研究所に参加し、これらの科研の成果をより広く周知させ、内容を充実させる。グローバルヒストリーを推進させる目的としては、ウォーリック大学を中心とするGlobal History from South and Beyond プロジェクトに研究代表者が参画しつづけ、協力する。 2024年度には、残り2名の分担者のウォーリック大学訪問交流、およびA班とB班の成果をまとめるシンポジウムと共同執筆作業を東京で行う予定である。
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Causes of Carryover |
テーマに基づく対面研究会の実施を、2023、2024年度に移したため。
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Research Products
(19 results)