2019 Fiscal Year Research-status Report
Empirical Studies of Rally around the Flag Effects and Nationalist Behavior in Israel and Japan
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19KK0033
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
濱中 新吾 龍谷大学, 法学部, 教授 (40344783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秦 正樹 京都府立大学, 公共政策学部, 講師 (10792567)
横山 智哉 金沢大学, 法学系, 講師 (20806153)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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Keywords | 旗下集結効果 / 国際紛争 / 世論 / 政治学実験 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年2月末から3月上旬の海外共同研究先訪問に向けて、日本側だけで会議を行った。2020年度に実験世論調査を日本、イスラエル、そして可能であればアメリカで実施すること、そして質問項目に含める概念およびその理論的基礎付けについて議論した。 研究業績の発表先については英文国際査読誌にすることで研究組織の意思確認ができている。メンバーは積極的に高IFのジャーナルを狙っていきたいと考えている。このことは国際共同研究としては当然のことであり、イスラエル人共同研究者の立場から見ればいわずもがなである。 海外共同研究先への訪問はイスラエル国が日本人渡航者の隔離措置を決断したことで叶わなかった。やむなく協議するつもりであった項目を文書化し、イスラエル人共同研究者に送付した。 イスラエル人共同研究者との間ではイスラエル人リサーチ・アシスタントへの業務委託と日本での研究報告において共同研究者に訪日してもらうことで合意が取れている。第三国での国際会議においても共同で報告することも視野に入れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
日本国内における新型コロナウイルスの感染拡大がイスラエル国に伝わり、東アジア地域旅行者の感染が同国内で発見されたため、日本からの渡航者は隔離されることになった。研究代表者はイスラエルまでの経由地に到達した時点で隔離決定の情報を得たため、同国に入国せずに日本へ帰国した。国際共同研究は海外の共同研究先への訪問と研究を目的としているので、その目的は果たし得ていない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、日本国内の都市部に非常事態宣言が出されており、研究活動が阻害されている。日本国内とイスラエルでの実験世論調査はweb調査であるため、実行することは可能であるが、計画上の見通しが立っていない。Zoom等を用いた研究打ち合わせを行う計画は立ててはいる。
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Causes of Carryover |
コロナウイルス流行によって2月24日に予定していたイスラエル入国が妨げられたため、ハイファ大学での国際共同研究を実施することができなかったため。また日本国内においても3月よりコロナウイルス流行の警戒が強まり、研究活動が抑制されたことも理由として挙げられる。加えてコロナウイルス流行を前に、本務校における教育および学務のエフォートが高まったことも研究に使える時間が減少した理由である。
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Research Products
(7 results)