2020 Fiscal Year Research-status Report
The Meaning of Development /Modernization in Asia:Comparing 8 Asian countries
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19KK0049
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Research Institution | Institute of Developing Economies, Japan External Trade Organization |
Principal Investigator |
佐藤 寛 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 研究推進部, 上席主任調査研究員 (50403613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 麻由子 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (00585416)
佐藤 裕 都留文科大学, 文学部, 准教授 (40534988)
吉田 舞 フェリス女学院大学, 文学部, 研究員 (50601902)
浜本 篤史 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (80457928)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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Keywords | アジアの近代化 / 開発社会学 / 貧困削減 / 開発教育 / 開発コンサルタント / 開発援助 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、一切の現地調査が実施できなかった。国内での研究会も同様であり、研究分担者が北九州、広島、山梨、東京に分散しているため対面での研究会も実施できなかった。 これに対応して、年度前半は国内の研究チームによるzoom研究会を開催(4月、6月、8月、9月)して「アジアの開発社会学プロファイル」に関する意見交換を深めた。10月にはzoom研究会に松園祐子教授(淑徳大学総合福祉学部社会福祉学科)をお招きしてタイの都市と貧困についてのお話を伺った。 こうした準備段階を経て、年度後半にはzoomで国際ワークショップを開催した。2月11日に本科研のカウンターパートであるチュラロンコン大学のスリチャイ・ワンゲーオ教授を招き、タイ(チュラロンコン大学、Jakkrit Sangkhmanee氏)、フィリピン(アテネオ・マニラ大学氏eslie Advincula-Lopez氏)、スリランカ(奈良県立大学ニルマラ氏)から各国の「開発社会学」プロファイルのドラフトを報告して頂いた。本ワークショップには東京大学東洋文化研究所の佐藤仁教授、韓国ソガン大学のキム・ソヤン准教授にもご参加いただいた。 これをきっけかに、タイについては2月17日、フィリピンについては3月9日にそれぞれの担当者と個別の意見交換・質疑応答のためのzoomミーティングを開催した。 2021年度も対面の研究会は困難と考えられるが、こうしたzoom研究会の機動性を活かした研究活動のあり方を工夫していきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究では今年度、アジアにおける各国研究者を集めたワークショップの開催を想定していたが、新型コロナウィルスの影響で開催することができなかった。このため、オンラインでのワークショップに切り替えて一定程度の成果は得られたが当初計画に比して、各国の研究者間の意見交換の機会が少なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度はzoom等を利用した意見交換の機会の増加を図りたい。特に、ワークショップの一斉開催ではなく、関係者を集めたワークショップを一回開催した後に、フォローアップのための個別ミーティングを日を改めて実施するという方法が有効であることが分かったので、オンラインならでは(渡航費が不要なので細切れのミーティングが可能)のこの方法を活用していきたい。 その上で、「アジアの開発社学プロファイル」の英語原稿を年度内に取りまとめられるよう、スケジュール管理を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの影響により、旅費の支出が予定額に届かない可能性があるため。
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Remarks |
いずれも「開発社会学プロファイル」のドラフト作成中のため、発表された成果はありません。
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Research Products
(5 results)