2023 Fiscal Year Research-status Report
Intermittency due to hetero-chaotic property and its inference
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19KK0067
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
齊木 吉隆 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (20433740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 博樹 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (00467440)
小林 幹 立正大学, 経済学部, 准教授 (10547011)
犬伏 正信 東京理科大学, 理学部第一部応用数学科, 准教授 (20821698)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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Keywords | 力学系 / ヘテロカオス / 非双曲力学系 / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヘテロカオスとは,稠密軌道をもつひとつのカオス的不変集合に,不安定次元の異なる周期点集合がそれぞれ稠密に存在する力学系ならびにそのカオス的不変集合をさす.本研究課題は,ヘテロカオスの研究を推進するとともにそれに由来する間欠性に着目し,機械学習も援用して予測に繋げることを目指してきた.2023年度は,研究代表者,研究分担者,相手国共同研究者の三名による3次元ヘテロカオス写像に関する論文が査読付き国際誌である SIAM Journal on Applied Dynamical Systems に出版された.そこでは,ヘテロカオスを示す力学系における重要な構造である安定多様体と不安定多様体の交わりを考察して,そのハウスドルフ次元を見積もり,その次元が十分大きく,その交わりが摂動に対して頑強であることを確認している.また,ヘテロカオスに関しての最新の結果を含むレビュー論文を執筆した.また,研究代表者,二名の研究分担者を含む四名による流体乱流のデータ同化をヘテロカオス性を背景にした横断リアプノフ指数で特徴づける論文がPhysical Review Lettersに出版された.他にも,研究代表者と相手国共同研究者による不変集合を伴わない不安定性をもつ写像に関する論文が Atmosphere に出版され,研究代表者らによるデータ駆動微分方程式モデリングに関する論文が Physical Review Eに出版された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2023年度は本研究課題の成果をまとめた4編の論文が査読付き国際誌から出版された.
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Strategy for Future Research Activity |
ヘテロカオス性に由来する間欠性をもつ低次元写像の解析を相手国共同研究者と共に進めて論文執筆をおこない,査読付き学術誌に投稿する.
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Causes of Carryover |
当初参加を予定していた研究打合せのための出張が都合により叶わなかったため,2024年度に実施する。
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Research Products
(8 results)