2023 Fiscal Year Annual Research Report
Evolution of the thermocline in the Indo Pacific Warm Pool during warmer climate phases of the late Neogene
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19KK0089
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松崎 賢史 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (50728582)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 好美 独立行政法人国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (80710946)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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Keywords | 表層水温 / モンスーン / 放散虫 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は以下の通りです: 1) 西赤道太平洋・インド洋において放散虫種から過去の表層水温を復元する手法の解明 2) その手法を応用して西赤道太平洋・インド洋で現在より温暖な時代の古海洋環境とモンスーンの変動を再現する 3) 太平洋の中緯度まで範囲を広げ、現在より温暖な時代の古海洋環境とモンスーンの変動を再現する
本年度は本研究課題の最終年度であり、これまでの作業と研究のデータ分析をまとめ、論文を執筆し、国内外で成果を発表することに焦点を当てました。1) 西赤道太平洋・インド洋における放散虫種を用いた過去の表層水温復元手法の解明と、2) その手法を用いて西赤道太平洋・インド洋において現在より温暖な時代の古海洋環境とモンスーンの変動を再現するに関しては、European Geoscience Union(EGU)にてハイライト口頭発表を行い、研究成果を発表しました。さらに、アジア古生物学会議やリール大学 (フランス)(IRePSE)などで海外での成果を発表しました。前述の成果は昨年の春から夏にかけて地球科学の上級誌であるEarth and Planetary Science Lettersに投稿し、11月末に受理され、公開されました。また、3) 太平洋の中緯度まで範囲を広げ、現在より温暖な時代の古海洋環境とモンスーンの変動を再現するについては、北西太平洋の中緯度における過去1000万年前の古海洋変動と黒潮・モンスーンの変動に関するデータをAmerican Geophysical Unionのジャーナル『Paleoceanography and Paleoclimatology』に夏に投稿し、12月に無事に受理されました。
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[Presentation] Radiolarians based Sea Surface Temperature estimates in the Northwest Pacific: suitability and potential limits.2023
Author(s)
Matsuzaki, KM., Itaki, T., Lee, K.E., Kubota, Y., Sagawa, T., Horikawa, K., Murayama, M.
Organizer
2nd Asian Paleontological Conferences, 2-7th August 2023, Tokyo, Japan.
Int'l Joint Research
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[Presentation] . Variability of the Indonesian Throughflow and Australian monsoon dynamism across the Mid Pleistocene Transition (IODP 363, Site U1483).2023
Author(s)
Matsuzaki, KM., Holbourn, A., Kuhnt, W., Gong, L., Ikeda, M.
Organizer
European Geosciences Union, 23th-28th April, 2023 Vienna, Austria.
Int'l Joint Research
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