2021 Fiscal Year Research-status Report
The development and effectiveness of culturally-adapted ACP interventions: Building an Asian collaborative palliative care research network
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19KK0240
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
木澤 義之 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (80289181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹之内 沙弥香 京都大学, 医学研究科, 准教授 (00520016)
山口 崇 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (10725394)
森 雅紀 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床准教授 (10771868)
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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Keywords | アドバンス・ケア・プランニング / 自律 / 自己決定 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の流行によって、もともと予定していたアジア各国でのフィールド調査は、入国や移動が著しく規制されており、実施できなくなった。2021年11月に開催されたアジア太平洋ホスピス緩和ケア大会(APHC)において、研究協力者であるRachelle Bernacki博士、Helen Chan博士を招いてACPの国際比較とアジアにおける実践に関するセッションを実施した。具体的には 11月14日9:00-10:20 (JST)に、Plenary Session 4 “Updates of advance care planning around the world”を、同10:30-11:50 (JST)に、Concurrent Session 7 (CC7) “Advance care planning in the real world: Global perspectives”を実施した。 また、アジアでのアドバンス・ケア・プランニングの共同研究体制構築の端緒として、アジア太平洋ホスピス緩和ケアネットワーク(APHN:シンガポール)に事務局を置き、APHNに参加する18の国と地域すべてを対象としたACPの国際協働比較研究を、Raymond Ng Han LipをPIとして実施中である。研究会議を4週間に1回オンラインで開催して、研究を確実に進めた。現在プロトコールがシンガポールのIRBで審査中である。この研究では、実際に訪問調査をする代わりに、各国と地域のステークホルダーを対象としたフォーカスグループインタビューを計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症により、当初計画していたアジア諸国での訪問調査や研究会議、カンファレンスの実施、リサーチフォーラムの実施等ができなくなったことは全く良くできないことであった。しかしながら、この災害下にどのように研究をすすめるかは大きな課題であり、遂行は困難を極めたが、オンライン会議の実施、オンラインでのカンファレンス開催などを通じて工夫をしながらネットワーキングと基盤構築、研究計画の立案を進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは、2023年に韓国のインチョンで開催される第15回アジア太平洋ホスピス緩和ケアカンファレンス(APHC)を目標として、以下の4つのプロジェクトを進める。 1)4-8週間に1回の定期的な研究会議をAPHNと協働してオンラインで行う、2)ACPの国際協働比較研究をすすめ、APHC2023で結果を発表する、3)ACPにおける自律の考え方に関するアジア、米国、欧州、豪州の国際協働研究を立案する、4)第15回APHCと並行して、緩和ケアのリサーチフォーラムをAPHNと協働して実施する。 また、新型コロナウイルス感染症が落ち着き、海外渡航が可能になれば、当初予定していた各国の訪問調査、各国における研究会議の実施、capacity buildingなどを行っていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症により、当初計画していたアジア諸国での訪問調査や研究会議、カンファレンスの実施、リサーチフォーラムの実施等ができなかったことが一番大きな要因である。当然ながら全く予見できなかった。今後はオンライン会議の実施、オンラインでのカンファレンス開催などを通じて工夫をしながらネットワーキングと基盤構築、研究計画の立案を進める。また、2023年度のアジア太平洋ホスピス緩和ケアカンファレンスをAPHNと合同開催し、さらにACPの国際共同研究と緩和ケアの研究基盤のカウ率に務める予定である。
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