2023 Fiscal Year Annual Research Report
Telemetric mouthguard sensor system with biocompatible materials and MEMS techniques for unconstrained human assessment
Project/Area Number |
19KK0259
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
三林 浩二 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (40307236)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒川 貴博 東京工科大学, 工学部, 准教授 (50409637)
當麻 浩司 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (40732269)
飯谷 健太 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (00853045)
|
Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2024-03-31
|
Keywords | マウスガード / 口腔情報 / MEMS / センサ / 無線計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題では、豪グリフィス大・Dao教授との国際共同研究において、歯科及び医療に資する身体・精神状態を無拘束にて連続計測するシステムを構築することを目標とし、無線計測器を実装した無拘束式マウスピース型センサシステムを、申請者らの生体適合性材料・無線計測・医療デバイス・生体計測の各知識と技術と、そしてDao教授が有するMEMSデバイス技術をもとに開発し、そのセンサシステムによる生体計測を日本及び豪州にて実施した。 2023年度は、まず5月にWeb会議を開催し、双方の研究成果を共有した。また6月にはDao教授が来日し、研究内容および渡航スケジュールについて議論し、またDao教授を講演者として“MEMS Sensors and Actuators Toward Application in Dentistry”と第する学内公開セミナーを主催した。また、8月には共同研究者:荒川、飯谷(若手)、市川(若手)が1週間、大学院生2名が2週間、豪州グリフィス大学に訪問し、マウスピース内にMEMS型圧力センサを内蔵するため、歯科材料を用いたパッケージング法の検討を行った。結果として、マウスピース材料を用いたダイヤフラムパッケージにて嚥下時の硬口蓋にかかる舌圧を含む圧力検出が可能となった。また、欧米系被験者の歯列印象を採得し、口腔内温度計測が可能なマウスピースを作製し、人種間差異についても検討した。そして12月には荒川と飯谷、大学院生4名が1週間グリフィス大に訪問し、圧力センサに対する環境温度の影響の評価等を実施した。また、Dao教授が主催し、三林、荒川、飯谷が委員として関わるBio4Appsをグリフィス大にて開催した。研究期間終了後の現在、得られた研究成果の国際誌への投稿準備を進めるとともにマウスピース型センサシステムのさらなる発展に向けた共同研究を継続している。
|