2022 Fiscal Year Research-status Report
Theoretical and empirical analysis on household and firm dynamics
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19KK0338
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
濱野 正樹 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20711089)
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Project Period (FY) |
2020 – 2023
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Keywords | 参入・退出 / 企業の異質性 / 家計の異質性 / 開放経済 / 動学的一般均衡 |
Outline of Annual Research Achievements |
A)『異質な家計とマクロ動学(Heterogenous Households and Macroeconomic Dynamics)』共同研究者: : Aurelien Eyquem 所属研究機関:University of Lausanne DPが早稲田現代政治研究所より刊行されたものをもとに、改訂を行い、いくつかのセミナー報告を行った。国際的なジャーナルへの投稿準備中である。 B)『金融政策と異質な企業(Monetary Policy and Heterogenous Firms)』共同研究者: Francesco Zanetti 所属研究機関:University of Oxford 国際的なジャーナルにおいて掲載された。また関連する発展的な研究テーマについて、オックスフォード大学、英国中央銀行に議論を行った。 C)『金融制約と異質な企業(Financial Friction and Heterogeneous Firms)』共同研究者: Jin Cao and Junior Maih 所属研究機関:Norges Bank 目下、DPに向けて作成中である。両研究員が、日本を訪問したさいに、議論を深めた。国際的なセミナーや、学会での発表に向けて投稿中である。 D)『貿易ショックと輸出財の種類、品質の変化 (Trade Cost Shock and Dynamics of exported varieties and qualities)』共同研究者: Maria Teresa Punzi 所属研究機関:Webster Vienna Private University. 新たにフランス銀行、パリ経済学校のパパダ研究員をチームに迎えて、研究を行っている。最初のDPに向けて完成間近の状態である。いくつかの大学や、国際的な学会において報告を行った。 E)『自然災害と地域間扶助(Natural disaster and Regional Interdependence)』共同研究者: Wessel Vermeulen and Anastasios Evgenidis 所属研究機関:Newcastle University London 国際的なジャーナルにより掲載された。また関連する新たな研究について、Vermeulen研究員とオンラインにて議論を重ねた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画における5つのテーマのうち、二つがすでに国際ジャーナルに掲載された。またそのほかのテーマについてもおおむね順調に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は5つのテーマのうち引き続き、C)『金融制約と異質な企業(Financial Friction and Heterogeneous Firms)』とD)『貿易ショックと輸出財の種類、品質の変化 (Trade Cost Shock and Dynamics of exported varieties and qualities)』についてとくに力点んをおいて活動したい。具体的にはワーキングペーパーの完 成を目指したい。またA)『異質な家計とマクロ動学(Heterogenous Households and Macroeconomic Dynamics)』については雑誌での掲載を目指し、投稿を準備していきたい。
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