2022 Fiscal Year Research-status Report
Dynamical Understanding for Diversity of Extratropical Cyclone Structure Caused by Differences in Environments between Pacific and Atlantic
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19KK0351
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Research Institution | Japan, Meteorological Research Institute |
Principal Investigator |
栃本 英伍 気象庁気象研究所, 台風・災害気象研究部, 研究官 (40749917)
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Project Period (FY) |
2020 – 2023
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Keywords | 温帯低気圧 / 前線 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの影響により遅れいていたベルゲン大学での共同研究を2023年度後半に開始するために、事前準備を行った。北西太平洋と北西大西洋の温帯低気圧および前線の構造および力学の違いを明らかにするために、長期客観解析データ(JRA-55)を用いて、大気下層の寒冷前線や温暖前線の抽出に加えて、対流圏中層の寒冷前線の抽出も行った。また、対流圏下層における環境の循環場と低気圧の発達度合の関係について調査を行い、対流圏下層の強風軸に対する位置関係によって温帯低気圧の発達度合いが異なることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス拡大の影響により、ベルゲン大学への滞在が実現していたいため、やや遅れているとした。2023年度はベルゲン大学に滞在し、温帯低気圧の構造や力学に関する研究を推進する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年後半にノルウェーのベルゲン大学に滞在し、ベルゲン大学の研究者と共同研究を実施する。まず、ベルゲン大学で行われているジェット気流を抽出する手法を本研究に適用し、ジェット気流と低気圧および前線構造のとの関係を調べる。また、ジェット気流と低気圧構造の関係に関する北西太平洋と北西大西洋の違いを明らかにする。また、集中豪雨などの顕著現象を起こす温帯低気圧の構造や環境場の特徴を調査する。
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Research Products
(5 results)