2020 Fiscal Year Research-status Report
Orality and Narrative Technique in Pain Clinic
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19KT0027
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大山 慎太郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80768797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白鳥 義宗 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院教授 (20313877)
菅野 亜紀 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20457039)
佐藤 菊枝 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (30731468)
山下 暁士 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50750501)
平田 仁 名古屋大学, 予防早期医療創成センター(医), 教授 (80173243)
舩田 千秋 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90599515)
岩月 克之 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (90635567)
古川 大記 名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (30837654)
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Project Period (FY) |
2019-07-17 – 2022-03-31
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Keywords | 慢性疼痛 / ナラティブメディシン / 自然言語処理 / 整形外科 / 音声認識 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は昨年度に引き続きシステムの開発、病院内手続きの継続を行った。新型コロナウイルス感染症のために実験計画を大きく変更することが余儀なくされた。大きな点として、研究検証の場としての外来診察室はマスクの装着が必須となり、また加えて患者、医療従事者ともにアクリル板バイザーを装着するため、音声がくぐもってしまう、表情を取得することが非常に困難となるなど必要な特徴量を取得する技術的手法に大きな変更が必要となった点。また感染症対策のため院内で行う研究の実施方法に大幅な変更を要したため倫理委員会手続きも含めてその対応を以下のように行った。 ・去年度に開発を行い、実験で予定していた動画から表情クラス・体温・脈の取得は取りやめる方向とした。代わりに視線をパラメータ(5種類の特徴量)として取得する実験的な開発を追加した。 ・依然バイタルセンサーによる脈・体温取得は行う方向であり、感染対策のためアルコールによる繰り返し消毒による耐薬品性が問題ないか検証を行い、簡単なコーティングにより対応することとした。また運用性に関しても問題が少ない方法に変更した。 ・またマスクやアクリル板のために音声がくぐもってしまい、話者識別能が低下したため、自動話者識別はあきらめ、手動によるラベリングに切り替えた。変わらずインテント分析は行う予定であり、3つの新しいインテント分析プラットフォームへの対応を拡大した。 今後倫理申請は研究の大幅な承認を確定してから変更を行う方針である。実際の患者での実験は来年度に延期することとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
主な理由として新型コロナウイルス感染症のために実験計画を大きく変更することが余儀なくされたことが挙げられる。実験自体もさることながら、疼痛変化に大きく関連するパラメータとして表情クラスと想定していたが、マスクやバイザーの装着を行うためこの取得が困難となった。実際の患者さんでデータを取得するのは1人1回しか難しいため、完全にスキームを決定してから取得したく、ここのパラメータの変更に大きく時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の状況次第ではあるが、研究グループ内、もしくは学生ボランティアを使った研究に切り替えられる部分は切り替えていく。特に音声からのインテント認識精度はマスクを外した状況とマスクをつけた状況でc-index 0.9を目指す。しかしながら研究の対象として実際の慢性疼痛があることは代替できないため、なんとか実施できるよう学内審査を通過させていく予定である。今後倫理申請は研究の大幅な承認を確定してから変更を行う方針である。実際の患者での実験は来年度に延期することとなった。今後倫理申請は研究の大幅な承認を確定してから変更を行う方針である。実際の患者での実験は来年度に延期することとなった。
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Causes of Carryover |
主に新型コロナウイルス感染症の対策のための研究変更に関する検証・開発変更により研究開発計画が遅れているためと、また同じ理由で出張が減ったため予定通りの実施は行うことができなかった。来年度に持ち越して研究開発に使用する計画である。
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