2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20020029
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
関 和彦 National Institute for Physiological Sciences, 発達生理学研究系, 助教 (00226630)
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Keywords | サル / 随意運動 / 脊髄 |
Research Abstract |
神経カブ電極の改良 : 申請者らはすでに運皮膚神経(橈骨神経浅枝)へ長期間神経カブ電極を埋め込み、それによってサルの運動の局面に関わらず安定した刺激効果が得られることをすでに確認していたが、筋神経についてはまだ安定的な刺激効果を得られていなかった。そこで、柔軟性の異なるシリコンチューブを用いたカブ電極を作成し、実際にサルに埋め込むことによって電極としての安定性を評価した。その結果、数ヶ月の単位で刺激の安定性が維持できるようになった。自然刺激装置 : 上記の電気刺激を用いた脊髄ニューロンの同定方法では、多くの神経が同期的に刺激されるため、ニューロンの反応潜時からシナプス結合様式などを推定できるが運刺激されている感覚神経のモダリティを確実に知ることは難しい。そこで、自然刺激によって特定のモダリティをもつ受容器を刺激する方法を開発した。つまり運把握運動遂行中のサル指先部に振動刺激を与えることによって、筋紡錘の活動を人工的に誘発できた。
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Research Products
(6 results)