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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ELKS/CASTファミリーによるシナプス伝達制御機構の分子メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 20022015
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

大塚 稔久  University of Toyama, 大学院・医学薬学研究部, 准教授 (40401806)

Keywordsシナプス / アクティブゾーン / 神経伝達物質放出 / CAST / ELKS / RIM1
Research Abstract

学習や記憶などの脳の高次機能は、神経シナプスにおける情報伝達が適切に行われることで成り立っている。シナプス終末に存在するアクティブゾーンの構成たんぱく質であるCASTおよびそのファミリーメンバーELKSについて生化学的解析および個体レベルでの解析を行った。これまでに、アクティブゾーンに局在するSADキナーゼがACSTをリン酸化することを見出していた。本年度は、このSADによるCASTリン酸化部位に変異を導入したノックインマウスの作製を試みた。アミノ末端に一箇所リン酸化される部位があり、そのアミノ酸をアラニン残基に置換したexonを作成し、通常のexonの3'側に挿入した。正常のExonと変異を導入したexonの距離が短く、通常は正常なexonがアミノ酸に翻訳されるが、Creマウスと交配させると変異を導入したexonが翻訳され、リン酸化部位がアラニン残基になった変異たんぱく質が発現する。一本年度は、このターゲッティングベクターの作製を行い、培養細胞を用いてこの過程が機能していることを確認した。また、ES細胞へのマイクロインジェクションも開始した。今後、キメラマウスを取得後、交配・繁殖を行い、目的の変異マウスを得る予定である。
CASTのノックアウトマウスにしては、東大医科研との共同研究で、伝達物質の放出および可塑性に異常を見出した。今後は、長期の可塑性の異常を検討する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 神経終末アクティブゾーンにおけるシグナル伝達2008

    • Author(s)
      大塚稔久
    • Organizer
      第31回日本神経科学大会
    • Place of Presentation
      横浜
    • Year and Date
      2008-07-11

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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