2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20025002
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
前川 展祐 Nagoya University, 大学院・理学研究科, 准教授 (40273429)
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Keywords | 大統一理論 / 超対称性 / LHC / 世代対称性 / 異常U(1) |
Research Abstract |
世代対称性を持つE6大統一理論において予言される特徴的なスフェルミオンスペクトラムが、LHCでいかに確認されうるか、ということについて研究した。特徴的な幾つかのシグナルがあることがわかってきている。論文を準備中である。 また、代表的な超対称性媒介シナリオの一つであるゲージ媒介シナリオにおいて、媒介場がSU(5)大統一理論の完全表現になっていない様々な場合についての、LHCにおける予言を議論した。これまで、そのようなゲージ媒介シナリオについては、考えられていない。その理由は、超対称性理論の大きな魅力の一つであるゲージ結合定数の大統一スケールでの一致が一般には満足できなくなってしまうためであったが、我々が提唱した異常U(1)による大統一理論では、SU(5)大統一理論の完全表現でない質量を持つ多くの粒子が現れるにもかかわらず、ゲージ結合定数における成功を満足させることができるので、それらの完全表現でない場のうちの幾つかが媒介粒子として働く場合にどのような予言ができるか、をまじめに考えることが重要になってきた。我々の研究の結果、幾つかの興味深いことがわかってきている。そのうち、発表する予定である。
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