2008 Fiscal Year Annual Research Report
ジチオラートをアンカー部位とする巨大πドナーおよび分子ファイバーの構築と機能
Project/Area Number |
20027013
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
伊與田 正彦 Tokyo Metropolitan University, 理工学研究科, 教授 (50115995)
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Keywords | ジチオラート / テトラチアフルバレンオリゴマー / テトラチアフルバレン / 星型分子 / 星型オリゴアレーン / 星型テトラチオフェン |
Research Abstract |
末端に複数のチオール基を導入した分子と電極との接合、および分子を通しての導電パスの作成を申請者の化合物を使って調べることを目的として本研究を行った。具体的には、金電極と硫黄原子との化学結合をより強固で指向性をもったものとするために、ジチオラートをアンカー部位にもつπドナーと金電極接合系を設計した。この系では金-ジチオラート結合および完全共役πドナー部位を介してスムーズな金電極・πドナー・金電極の電気伝導が実現すると期待できる。そこで、申請者らがこれまでに合成した各種のテトラチアフルバレンオリゴマーを基に末端にアセチルチオ基を導入した分子の合成を検討した。テトラチアフルバレンオリゴマーのテトラアルキルチオ置換体はすでに多数合成しているが、テトラチオール誘導体は未知であったので、その合成ルートの開発を行い、現在、チオエステル化を行っている。また平行して中央にベンゼン環を有する星型オリゴアレーンのテトラアセチルチオ誘導体の合成を計画した!これらの分子は、末端に4個のチオールを導入できるので、ジチオラートをアンカー部位とするナノリンク系として有用である。この系に関しては二種類の分子の合成に成功したので、比較物質および展開物質として、関連したジアセチルチオ誘導体および星型テトラチオフェンのテトラアセチルチオ誘導体も合成して、これらの分子を用いるナノリンク系としての電導度測定を現在測定中である。
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