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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ダブルハイパー核探索のためのエマルション全自動解析法

Research Project

Project/Area Number 20028002
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

今井 憲一  Kyoto University, 大学院・理学研究科, 教授 (70025493)

Keywordsストレンジネス / ハイパー核 / エマルション / 原子核 / 自働解析
Research Abstract

この研究の目的は、エマルション中に多くあると考えられる、ハイブリッド法ではとらえられないダブルハイパー核を、エマルションの全自動解析によって探索しようというものである。この方法がうまくいけばこれまでの10倍以上のダブルハイパー核が発見できると考えられる。ダブルハイパー核は生成と連続崩壊という3つのvertexが特徴であり、この特徴を持つ画像を認識するプログラムの開発が中心課題となる。20年度はポストドクの研究員と協力して、このプログラムの開発を行った。
ニューラルネットワークの手法を用いて、エマルション中での飛跡の線分認識を行い、vertexを見つけるプログラムを開発した。まずvertexがうまく見つかるかどうかを実際のエマルションの画像データを用いて確かめた。さらにこれまでにハイブリッド法で発見されたダブルハイパー核が、このプログラムで認識できることを確かめた。
また、エマルションのデータ解析においては、粒子の飛跡の長さからエネルギーを精度よく求めることが重要だが、その更正をエマルション中に含まれるウラン、トリウムの崩壊事象で行う。開発したプログラムはこのα崩壊を見つける方法として使えることをしめした。結果は物理学会や国際会議で報告した。また自動解析装置の高速化や画像データの公開にも取り組んだ。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Study of double hypernuclei with a fully automated general scan of emulsion2008

    • Author(s)
      常見俊直
    • Organizer
      日本物理学会(秋季大会)
    • Place of Presentation
      山形大学
    • Year and Date
      2008-09-21

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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