2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20032008
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
中森 義輝 Japan Advanced Institute of Science and Technology, 知識科学研究科, 教授 (30148598)
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Keywords | 伝統産業 / 技術革新 / 知識基盤 / 類型化 |
Research Abstract |
本研究の目的は、代表的な伝統的工芸品産地において、産業振興のために行った過去の取組みとその効果に基づき、伝統的工芸品産地を類型化し各産地の特徴を可視化するとともに、取組みとその効果の関係を分析・解釈することである。具体的には、技術という知識、技術を創造するというメタ知識を基盤化するための方法論に基づき、陶磁器と漆器における技術革新を時系列的に整理する。インタビューにより社会・文化との相互関係を整理し技術マネジメントの観点から解釈を加え、特に、知識創造がなされた場の特徴を明らかにする。 本年度は、伝統的産業の技術革新の分析のために開発してきた類型化手法を確立し、それに基づいて、石川県の陶磁器産地および漆器産地と県外のいくつかの陶磁器産地と漆器産地について、伝統的産業で起こった技術革新に関する情報(国や県が開発し研究報告書等で公開されている技術や企業が独自に開発し産地全体に影響を与えた技術など)と、技術革新時の周辺状況を文献調査、インタビュー調査などで収集してきたデータに基づき精密な分析を行った。 さらに、本特定領域研究グループにおいて伝統的産業の技術革新に関する知識基盤化を進めている研究者と共同で、領域代表者の支援・指導の下で、伝統的産業における過去50年~100年の技術革新の意味づけを行った。これにより、個別研究の列挙にとどまらない、領域内を横断する総合研究としてまとめ上げ、領域代表者が計画した「日本の技術革新体系」の中に1章を割いて記述した。
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