2008 Fiscal Year Annual Research Report
ラット-マシン融合システムと多機能神経電極による生体運動中枢の適応機能の解明
Project/Area Number |
20033005
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 隆文 The University of Tokyo, 大学院・情報理工学系研究科, 講師 (50302659)
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Keywords | ブレインマシンインタフェース / 神経電極 |
Research Abstract |
研究目的 本申請課題は, ラットの神経系と機械とを直接接続し, 身体環境条件を任意に変化させることが可能な融合システムと, 多機能神経電極を利用して, 生体の脳, 特に運動中枢の環境適応特性の解明を図るものである, 融合させる機械としては, 主に, ラットの運動野(及び大脳基底核, 運動前野等)の神経情報によって制御される車両を計画している. このシステムにおいては, 運動指令信号と効果器との関係を任意に設定できるようにする.これらのシステムに統合する形で, 多機能神経電極を用いることにより, 脳の環境適応特性の解明を行なうことを目的とした. 研究実績 研究計画に沿って, 下記の課題を遂行した. A) 神経信号による外部機器制御システムの改良(ラットカーシステム) ラットの蓮動指令信号を計測し, 制御信号へと変換した上で, 車両へと出力するシステム(ラットカーシステム)を現在開発中のものを改良する形で構築した. B) 計測系の準備(多機能電極) 特に, マイクロダイアリシス機能を有する電極をはじめとした多機能神経電極の開発を行った. C) システム統合実験[鈴木, 満渕] 上述の要素技術を統合し, ラットカーシステムにおける, 身体環境変化と脳の適応特性の計測実験を行うための準備を行った. 様々な駆動条件, さらにはタスク中における, 神経信号-車両速度の関係の変化などの条件下で, さらに薬理系の刺激や計測が実施できるようシステムの統合を行った.
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Research Products
(7 results)