2008 Fiscal Year Annual Research Report
多光子CALIによる染色体パッセンジャー蛋白の機能操作
Project/Area Number |
20034047
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
原田 義規 Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 助教 (10381956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高松 哲郎 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (40154900)
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Keywords | 多光子励起 / 細胞分裂 / タンパク / 機能解析 |
Research Abstract |
現在、RNAiなどを用いたタンパク質の機能解析が広く行われているが、細胞分裂のように異なった現象が段階的に生じる場合、機能タンパクがどの時点で機能変化にかかわるかを直接捉えることは困難である。申請者らは、RNAi法など従来のタンパク質機能解析方法の欠点を補うために、多光子CALI法(Multiphoton chromophore-assisted laser inactivation, 多光子励起による細胞タンパク質分子の機能不活性化法)を開発した(Nat Methods 2, 503-505(2005))。多光子CALI法は、緑色蛍光タンパク質(Green fluorescent protein, EGFP)をフェムト秒バルスレーザーで多光子励起することにより、細胞内のタンパク質分子の機能を、高時間・高空間分解能で不活性化することが可能な方法である。本研究の目的は、多光子CALIを用いて、染色体パッセンジャー蛋白Borealin/Dasra Bの分子操作を行い、機能解析を行うことである。多光子CALI法は細胞分裂中期に赤道面上に整列するBorealin/Dasra Bを特異的に不活化することが可能であり、他のタンパク質機能阻害法では解明できない詳細な解析が期待できる。本年度はBorealin/Dasra BとEGFPとの融合タンパク発現ベクターの構築を行い、これらベクターを強制発現させた細胞株を樹立した。多光子顕微鏡を用いてBorealin/Dasra Bの機能を特異的に不活性化させる条件検討も行った。
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Research Products
(12 results)