2009 Fiscal Year Annual Research Report
多光子CALIによる染色体パッセンジャー蛋白の機能操作
Project/Area Number |
20034047
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
原田 義規 Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 助教 (10381956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高松 哲郎 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (40154900)
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Keywords | 多光子励起 / 細胞分裂 / タンパク / 機能解析 |
Research Abstract |
近年、タンパク質の機能解析はアンチセンスオリゴやsiRNAなどを用いてタンパク質発現制御を行うことにより広く行われている。しかし、細胞分裂のように異なった現象が段階的に生じる場合、機能タンパクがどの時点で機能変化にかかわるかを直接捉えることは困難と考えられる。我々は以前に、従来のタンパク質機能解析方法の欠点を補うために、多光子CALI法(Multiphoton chromophore-assisted laser inactivation,多光子励起による細胞タンパク質分子の機能不活性化法)を開発・報告した。多光子CALI法は、緑色蛍光タンパク質(Green fluorescent protein,EGFP)をフェムト秒バルスレーザーで多光子励起することにより、細胞内のタンパク質分子の機能を、高時間・高空間分解能で不活性化することが可能な方法である。本研究においては、多光子CALIを用いて、染色体パッセンジャー蛋白Borealin/Dasra Bの分子操作・機能解析を行った。多光子CALI法により細胞分裂中期に赤道面上に整列するBorealin/Dasra Bを不活化することが可能と考えられ、その成果を20th Anniversary MHS 2009 and Micro-Nano Global COE-2009 International Symposium on Micro-NanoMechatronics and Human Science.5352016;188-190(2009)において発表した。
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Research Products
(6 results)