2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20055018
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
村上 浩士 Nagoya City University, 大学院・医学研究科, 准教授 (80262020)
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Keywords | 遺伝子 / グノム |
Research Abstract |
減数分裂での細胞周期制御で重要な問題の一つはDNA複製と遺伝子組み換え開始のための二重鎖切断がどのように制御されているかほとんど未解明なことである。申請者は減数分裂のDNA合成と二重鎖切断の両方に必要な因子をスクリーニングした結果、リボヌクレオチドリダクターゼ(RNR)を同定した。しかし、RNRを阻害した状態でも、DNA複製チェックポイントタンパク質機能を失うと、二重鎖切断がかなりの頻度で起こることが明らかになった。また、この時の二重鎖切断は正常な場合と同じ位置に生じ、組み換え開始に必要な因子を必要とした。すなわち、RNRが阻害され、DNA複製が阻害されると、チェックポイント因子が活性化し、二重鎖切断の開始を抑制するという新しいチェックポイント経路が減数分裂に存在することが明らかになった。さらに、DNA複製を阻害した時に、二重鎖切断箇所においてDNA合成が局所的におきているかどうか調べるために、新たに合成されたDNAをプロモデオキシウリジンにより検出する系を確立した.現在、それを解析中である。
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Research Products
(2 results)