2008 Fiscal Year Annual Research Report
神経幹細胞の細胞周期制御によるブレインサイズ決定機構の解析
Project/Area Number |
20058010
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
岡澤 均 Tokyo Medical and Dental University, 難治疾患研究所, 教授 (50261996)
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Keywords | PQBP1 / 精神遅滞 / 細胞周期 / 小頭症 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
PQBP1はポリグルタミン病疾患タンパクと結合する新規タンパクとして私たちが発見したものであるが(Waragai et al., Hum Mol Genet 1999)、その後、精神遅滞研究ヨーロッパコンソーシャムによりX染色体伴性精神遅滞の原因遺伝子であることが明らかにされた(Kalsheuer et al., Nature Genet 2003)。PQBP1遺伝子異常に伴う精神遅滞には、高率に小頭症を伴うという特徴があり、私たちはその分子メカニズムを本研究において探求している。これまでに、以下の研究を行って成果を上げている。1) RNAiを用いたノックダウンにより、細胞周期に対するPQBP1の効果を明らかにした。2) 細胞周期制御におけるPQBP1のターゲット分子を同定した。3) コンディショナルノックアウトマウスを作成し、そのブレインサイズを検討した。4) コンディショナルノックアウトマウスの神経幹細胞の細胞周期異常の分子メカニズムを検討した。これらの成果を論文報告中である。
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