2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20059033
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Research Institution | Choju Medical Institute, Fukushimura Hospital. |
Principal Investigator |
中島 利博 Choju Medical Institute, Fukushimura Hospital., 研究員 (90260752)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木下 尚子 聖マリアンナ医科大学, 難病治療研究センター, 講師 (40367389)
山野 嘉久 聖マリアンナ医科大学, 難病治療研究センター, 講師 (80445882)
丸山 征郎 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20082282)
岡田 秀親 医療法人さわらび会福祉村病院, 長寿医学研究所, 研究員 (30160683)
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Keywords | 関節リウマチ / シノビオリン / E3ユビキチンリガーゼ / 滑膜細胞増殖 / 転写制御 / 基質 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
関節リウマチ(Rheumatoid arthritis; RA)由来滑膜細胞より新規E3ユビキチンリガーゼを同定し、滑膜細胞にちなみ遺伝子シノビオリンと命名した(HUGO GenBank ID:AB024690)。シノビオリンはRA滑膜細胞に過剰発現し、過剰発現マウスは関節症をきたす。また、マウスでのシノビオリンの欠損はアポトーシスの亢進による胎生致死をもたらす(G&D 2003, JBC 2005)。今年度はシノビオリンの発現調節系に関して以下の新たな知見が加わった。すでに、シノビオリンの生理学的な発現はEts binding siteを介したGA binding protein (GABP) α/β複合体により制御されることをこれまでに明らかとしていた(MCB 2005)。RA滑膜細胞における病態特異的なシノビオリンの発現制御を明らかにすることを目的としてRA滑膜細胞特異的にシノビオリンプロモーターに結合するタンパク質複合体の生化学的精製・同定を進めた。その結果、T細胞でのIL2の転写制御にかかわるとされていたILF3がGABP αと複合体形成を成すことが明らかとなった。この発見はRAの自己免疫的側面と滑膜細胞増殖を同一分子で説明できる可能性があり興味深いと考えている。また、ノックアウトマウス由来シノビオリン欠質細胞株を用いた基質たんぱくの動態に関する研究は現在、フランスのグループとの共同で論文投稿中である。
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Research Products
(5 results)