2008 Fiscal Year Annual Research Report
異なる身体のもとでのの交信-本当の実用のための仕組みと思想
Project/Area Number |
20200022
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
立岩 真也 Ritsumeikan University, 先端総合学術研究科, 教授 (30222110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
天田 城介 立命館大学, 先端総合学術研究科, 准教授 (70328988)
小泉 義之 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (10225352)
福島 智 東京大学, 先端科学技術研究センター, 准教授 (50285079)
星加 良司 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (40418645)
上農 正剛 九州保健福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (20320492)
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Keywords | コミュニケーション / 視覚障害者 / 聴覚障害者 / 不動の身体 / 言語の倫理 |
Research Abstract |
◇グローバルCOE生存学創成拠点とも協働し報告書『視覚障害学生支援技法』を2009年2月に発行。大学の障害学生支援体制の現況と問題点、文字情報へのアクセスを支援する様々な技術の現況、テキストデータ提供(の困難)に関わる出版側の状況、著作権に関わる法的な問題を調査し報告する論文と、書籍をスキャン→OCRソフトで文字データ化→校正→提供という一連の過程を解説し具体的な方法を提示するマニュアルにより構成されている。1000部印刷。需要が多くすべてなくなり、2009年にはさらに1000冊増刷。 また2008年秋から書籍(おもに学術的な書籍)のディジタルデータ化・利用者への提供の仕組みについて、研究会を発足させた。総務省、国会図書館、点字図書館、関連民間非営利団体、研究者から現状を報告してもらい議論した。2009年度には報告書を発表予定。その議論を受けた試行事業を2009年度に京都府で実施するための準備を行った。 ◇音声を文字化するソフト「Ami Voice」を導入。講義などで試用中。学会大会での実用化を目指し、認識力の向上のための実験を行っている。 ◇2009年2月の京都での企画「東アジアALS患者在宅療養研究シンポジウム」実施。韓国・台湾・モンゴル・日本から本人や関係者が参加した当日の会議をウェブ上で同時中継した。事前にメッセージを全国から募集し掲載、当日の反応も即時に掲載。これらの企画を通して、遠隔地間の当事者同士の交信どのように実現していくか、汎用的な仕組みを作り出すことができた。
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Research Products
(10 results)
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[Book] 流儀2008
Author(s)
稲場雅紀、山田真、立岩真也共著
Total Pages
272
Publisher
生活書院
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