2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Studies on humanlike presence by using tele-operated androids
Project/Area Number |
20220002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Perception information processing/Intelligent robotics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
ISHIGURO Hiroshi Osaka University, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10232282)
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Project Period (FY) |
2008 – 2012
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Keywords | アンドロイド / 遠隔操作 / 存在感 / 認知科学 / 脳計測 |
Research Abstract |
人と関わるロボットの研究開発として,ロボットの持つべき人間らしさを研究は重要な課題であり,人間と酷似したアンドロイド研究に世界に先駆けて取り組んできた.この研究の特徴は,認知科学的知見がアンドロイドの工学的実現を支える一方で,開発されたアンドロイドがテストベットとして新たな認知科学研究を生むという,工学と認知科学が密に融合した研究枠組みにある.この研究枠組みをアンドロイドサイエンスと呼ぶ このアンドロイドサイエンスにおいて,人間の身体の代わりとしてより人間らしい対話を実現する遠隔操作アンドロイド「ジェミノイド」を開発した.操作者が遠隔地のパソコンから声や動作をジェミノイドに送ることにより,操作者はジェミノイドの体を通して遠隔地の対話者対話することができる.このとき,ジェミノイドが単に人間らしく振る舞えるだけでなく,操作者はジェミノイドを自分の体の様に感じ,対話者はジェミノイドを操作者本人のように感じるという興味深い現象が起こる.すなわち,操作者の存在を,アンドロイドを介して遠隔地に送ることできるのである 本研究は,この操作者と対話者の双方が適応する遠隔操作アンドロイドシステムについて,その適応の原理を探るとともに,より強い適応を引き起こせるようにシステムを改良していくことを目的とする
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Research Products
(8 results)