2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Interdisciplinary Research on Architecture and Urban Environment of Ancient Greek Cities of Messene and Phigalia
Project/Area Number |
20226012
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural history/design
|
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
ITO Juko Kumamoto University, 大学院・自然科学研究科, 教授 (50159878)
|
Project Period (FY) |
2008 – 2012
|
Keywords | 古代都市 / ギリシア / フィガリア / メッセネ / 劇場 |
Research Abstract |
地中海に誕生したギリシア・ローマの西洋古代文明は近代文明の源流である。熊本大学の調査隊は、1993年以来18年間、古代都市メッセネで建築調査を行なってきた。 本研究ではメッセネとフィガリアの調査を通じて、古代の都市と建築の様相を明らかにすることである。具体的には、メッセネでは近年発掘された古代劇場の実測調査を行なう。特に舞台建物について、得られた資料に基づいて復元を行ない、文献研究とあわせ建築史的研究を行なう。 フィガリアはまだほとんど未発掘の都市遺跡なので、まず地形測量をして地形図を作成することから始める。特に都市全体を囲む城壁は、都市の基本施設として重要で、その位置と形状を実測する。さらに将来の発掘調査を見越して、地中探査を行なう。 調査はGPS、電気探査、レーザー探査など工学的機器を用いたり、あるいは建築部材については手測りによる実測調査であり、これをもとに得たデータによる実証的研究を行なう。したがって、記録の作成がまず基本的な作業となる。
|
Research Products
(19 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Remarks] シンポジウム報告書 伊藤重剛編「メッセネ・フィガリア国際共同調査シンポジウム『ギリシア古代都市を彫る』」熊本大学ギリシア古代建築調査団、(2010年12月4日,京都リサーチパーク・サイエンスホールにて開催)
-
[Remarks] 新聞 伊藤重剛,「盛衰語るギリシア建築 現地調査で遺構復元、美の原理探る」日本経済新聞2010年10月29日
-
-
[Remarks] パンフレット 伊藤重剛編、「MESSENE」2010年3月31日作成
-
[Remarks] DVD 伊藤重剛編、「蘇る!ギリシア古代都市メッセネ-熊本大学伊藤研究室の挑戦」2010年3月31日作成