2012 Fiscal Year Annual Research Report
トロイダルプラズマの運動論的統合シミュレーションコードの開発
Project/Area Number |
20226017
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福山 淳 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60116499)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 定義 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (40249967)
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Project Period (FY) |
2008-05-12 – 2013-03-31
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Keywords | 核融合 / トロイダルプラズマ / 粒子運動論 / 統合シミュレーション / 輸送現象 / プラズマ加熱・電流駆動 / 3次元MHD平衡 |
Research Abstract |
運動論的統合コードの開発:運動論的輸送モジュール (FP) に有限粒子軌道幅と径方向電界の効果を取り入れ,運動論的統合輸送シミュレーションを実現した.粒子軌道追跡コード(GNET)を波動伝播解析モジュール(WM)と結合し,速度分布関数の時間発展解析を実現し,ITER プラズマの ICRF 加熱解析に適用した.磁気島のある平衡配位を記述できる3次元MHD平衡コード(KITE)に,プラズマの回転および有限温度効果を取り入れて,従来の解析との比較を行った. トロイダルプラズマにおける統合シミュレーション: ヘリカル系プラズマの時間発展を,流体的輸送モジュール(TR, TX)により解析し,実験との比較により乱流輸送モデルの検証を行った.プラズマ外部から計測可能な物理量を計算する計測モジュールを開発し,得られた結果を用いてプラズマを制御するシミュレーションを行った. 運動論的輸送シミュレーション,運動論的効果を取り入れた波動伝播・巨視的安定性解析,プラズマ計測・制御モジュールを組み合わせて,トカマクにおける運動論的統合シミュレーションを実現した. 統合コード開発の連携:開発した統合コードのソースコードおよび利用情報をWeb を通して公開するとともに,原子力機構で開発されている統合コード TOPICS や核融合研を中心に開発が進められているTASK3D と密接に協力し,モジュールの交換や検証,コードの標準化を行った.ITERに向けた統合モデリングコード開発に協力し,ITER機構や欧米露の統合コード開発グループと密に情報交換を行って,コードの標準化に寄与した.IAEA国際会議,IMEG 会合,ITPA会合,EPS会合,APS会合などで研究成果を発表した. 研究体制:2名の特定研究員を継続して雇用し,上記の研究に従事させた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(43 results)