2012 Fiscal Year Annual Research Report
葉緑体光定位運動における新規アクチン構造の機能解析
Project/Area Number |
20227001
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
和田 正三 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任教授 (60011681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門田 明雄 首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (60152758)
鐘ヶ江 健 首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (70264588)
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Project Period (FY) |
2008-05-12 – 2013-03-31
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Keywords | 葉緑体運動 / 葉緑体 / アクチン繊維 / 光定位 / CHUP1 |
Research Abstract |
①葉緑体逃避運動を仲介するphot2は葉緑体外包膜上に存在することが生化学的および蛍光顕微鏡下ので観察により明らかになった。従って、逃避運動では葉緑体に強光が照射され、葉緑体上のphot2が光受容体として作用していると考えられた。②CHUP1のC末端側の結晶構造解析から、この部分はアクチン重合に関与することが示唆された。③CHUP1を介して葉緑体を細胞膜に接着していると考えられる因子CHIP1の変異体では葉緑体運動が遅くなることを示した。④Cp-actin繊維の消失の詳細を全反射顕微鏡により解析した結果、細胞質のactin繊維とは全く異なる挙動を示すこと、短く切断され、最終的には約0.3µmの断片になって消失することが分った。⑤表皮細胞において、核の強光からの逃避運動にはプラスチド上のcp-アクチン繊維が関与していることが分った。⑥光受容体から葉緑体に伝達される信号はパルス状に周期をもって繰り返されていることが分った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)