2008 Fiscal Year Annual Research Report
超感度ビデオ・マススコープによる1細胞オンタイム分子動態・分子探索
Project/Area Number |
20229003
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
升島 努 Hiroshima University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10136054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津山 尚宏 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (10335747)
水野 初 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (30457288)
原田 隆範 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (30350325)
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Keywords | 1細胞質量分析 / ナノスプレー / ダイレクト細胞分析 / ビデオイメージング / 1細胞分子分析 / メタボロミクス / セロミクス |
Research Abstract |
1)ビデオ・マススコープ用超高感度ハイブリッド質量分析装置(MS)の開発と応用 飛行時間型(TOF)検出とタンデム4重極(Q)検出の両方が同時に出来る我々独自特許により、世界初のダブルタンデム質量分析計の試作を進め、そのベンチマーク機として今世界で2種の最先端機と言われるThermo社LTQ Orbitrap XLとアプライドバイオシステム社Q-Star Eliteを開発費確保の為リースし、手法確立用高感度質量分析検出部として極限的に使用し感度、分子同定力などの課題を検証した。 2)ダイレクトセルトラップ・ナノスプレーイオン化法の開発 1細胞生きたままで細胞に突き刺し、その成分を吸い上げ、そのまま質量分析装置に試料導入するキーデバイスのナノスプレーチップの最適化を進め、その改良により、多くの1細胞での分析に成功し、その多彩な応用成果を学会や雑誌で発表した。 3)ディファレンシャルMSディスプレイ法による分子探索ソフトの評価 比較する状態の細胞のものとのMSピークの差分を取り、特異的ピーク(分子)を発見する為、まず市販ソフトを流用し、差分のt-検定と主成分解析法によりその有用性を確かめた。 4)細胞内成分MSスペクトル蓄積「セロミクスMass Bank」の基盤構築 1細胞から得られたMSスペクトルをその測定条件などのデータフォーマットなどを決め、今後のへの基盤かためを行った。
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Research Products
(27 results)