2009 Fiscal Year Annual Research Report
幼児・児童における未来型能力育成システムならびに指導者教育システムの開発
Project/Area Number |
20240071
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Research Institution | Tokyo Future University |
Principal Investigator |
坂元 昂 Tokyo Future University, こども心理学部, 学長 (00016338)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 俊明 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (60337459)
出口 保行 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (30460306)
益井 洋子 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (40229365)
馬場 伊美子 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (30208706)
光野 公司郎 東京未来大学, こども心理学部, 准教授 (00460303)
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Keywords | 21世紀型子ども像 / 認知発達 / ルール理解 / 表現力 / 集団活動 / 安全 / メディア / 家庭環境 |
Research Abstract |
平成21年度は、最終研究目的達成に向かって、ことば・異文化理解、情報教育・情報モラル、教育情報活用、創造・表現、こころとからだの健康・安全(地域連携)、こどもの世界観の6班に分かれて、幼児の心とからだの発達の様相を探った。一部は、能力育成の構成要素の研究開発にまで進んだ。 主な成果は、167ページに及ぶ「こどもがみ・え・る」という表題の単行本として、19種類のこどもの認知、ルール理解、道徳、運動、集団活動などの発達基準にかかわる考えや振る舞いの特徴について、実験、観察、アンケート調査、ヒアリング等による知見を整理し、さらに最近の喫緊の課題である、幼児の安全、幼児とメディア、家庭環境の実情に関する調査結果等を加えて公刊した。 主な実験観察については、3,4,5歳の発達による特徴を、前後の位置関係、部分全体関係、時間経過等の理解、行動空間の記憶、模倣行動、身体、絵画、制作による表現、絵本の理解、見る・聞くの差、道具の使い方、ごっこ遊びのルール、奇数と序数、遊びの役割等の観点から調べ、整理しまとめた。 そのほか、各班は、それぞれの分担するこどもの能力の発達に関して、調査研究をし、報告書、雑誌、学会等で発表した。多くの保育園、幼稚園、学校、幼児、児童、保護者、教員、行政、大学の協力が得られ、円滑に研究を進行することができた。 最終年度におけるまとめの課題である、未来の子ども像を目指す指導力養成、未来型子ともの表現能力、ことばの発達、外国語能力、異文化理解能力、情報モラル、情報メディアの活用能力、学習能力等の諸能力の育成法、ならびに、これらの能力を備えた指導者能力の養成プログラムの構想の基礎となる成果を上げることができた。
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Research Products
(42 results)