2010 Fiscal Year Annual Research Report
幼児・児童における未来型能力育成システムならびに指導者教育システムの開発
Project/Area Number |
20240071
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Research Institution | Tokyo Future University |
Principal Investigator |
坂元 昂 東京未来大学, こども心理学部, 学長 (00016338)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 保行 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (30460306)
益井 洋子 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (40229365)
馬場 伊美子 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (30208706)
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Keywords | 国際情報交換 / 幼児教育 / 初等教育 / 保育士養成 / 教員養成 / マルティメディア / ICT / 学士課程教育 |
Research Abstract |
本研究では、21世紀に生き、開拓する21世紀型能力を中核に、幼児・児童における未来型能力、幼児・児童における未来型能力の育成、未来型能力を指導できる指導者の育成の3段階にわたる研究を、既存研究の検討整理、独自の調査、研究、を踏まえて、社会貢献する成果をまとめた。 最終年度の本年度は、前年度までに文献、実験、調査により明らかになった幼児・児童における未来型能力の構造を踏まえ、これらの能力の育成方法や、それらの育成方法を指導する指導者の育成システムの構築、提案並びに実践や効果評価を行い、その成果を報告書にまとめた。発達心理学、認知心理学、学習心理学、臨床心理学、犯罪心理学、社会心理学、評価研究、メディア研究、幼児教育、保育、教科教育、情報教育、表現研究、コミュニケーション研究、など多様な専門領域の研究者が連携し、研究テーマに沿った数々の興味深い成果が得られた。 取り上げた代表的な能力は、思考力および想像力をはぐくむことば、コミュニケーション能力の基礎となる自己認識力と他者認識力、物語理解、情報処理力、空間認知能力、感受性、自然理解、形の切り抜き、粘土遊びなどの技能、外国語理解、異文化理解、数の理解、身体表現力、善悪判断能力などであった。それぞれの能力、技能について、なぜ大切であるかの理由を明らかにしたうえで、上述の3段階にわたる研究成果を報告書にまとめた。加えて、大人の目線から、子どもを取り巻く能力技能をはぐくむ環境、教育機関、地域の働きを分析している。最近大きな関心を集めている、メディア環境、ICTを巡る環境、情報モラル、未来に生きる子どもへの期待についても取り上げ、研究開発の現状把握、新たな指導者育成システムの提言、構築、試行実施し、成果を上げた。
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Research Products
(42 results)