2010 Fiscal Year Annual Research Report
歴史における周縁と共生-疫病・触穢思想・女人結界・除災儀礼
Project/Area Number |
20242018
|
Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
鈴木 則子 奈良女子大学, 生活環境学部, 准教授 (20335475)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
脇田 晴子 城西国際大学, 人文学部, 教授 (80088012)
平 雅行 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10171399)
梅澤 ふみ子 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (60126000)
久保田 優 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (20142292)
武藤 康弘 奈良女子大学, 文学部, 准教授 (80200244)
|
Keywords | 日本史 / 医療史 / 女性史 / ジェンダー / 国際研究者交流 / アメリカ合衆国 |
Research Abstract |
本年度は6回の研究会と3回の現地調査を行い、それらの成果を共有するためにニューズレターを4回発行した。 [研究会]病および女性と穢れの関係について、感染症史・仏教史・美術史・民俗学の領域から検討を行った。内訳は以下の通り。第1回(5月22・23日、於東京ガーデンパレス):日本近代・近世の結核史研究報告計4本。第2回(6月27日、於メルパルク京都);女性の穢れと女性表象、胞衣に関する研究報告計3本。第3回(7月24日、於メルパルク京都)中世仏教・近世温泉・近代民俗と穢れに関する研究報告計3本。第4回(10月24日、於東京ガーデンパレス)結核に関する資料紹介及び近代結核史に関する研究報告計2本。第5回(12月18日、於メルパルク京都)身体障害および感染症史に関する研究報告計3本。第6回(1月22日、於奈良女子大学)服飾史・伝染病史に関する研究報告計2本。 [現地調査]本年度は山陽・東海・山陰地域に於いて、宗教の中の穢れ意識、感染症に対する差別、近世女性労働の位相などに関わる史跡・施設の見学と、医学史関係資料収集を行った。内訳は以下の通り。第1回(7月8~10日)岡山調査;吉備津神社・吉備津彦神社・邑久光明園・長島愛生園・津山洋学資料館。第2回(10月10・11日)岐阜調査;内藤記念くすり博物館・鵜飼・明治村他。第3回(11月28~30日)島根調査;出雲大社・島根県立古代出雲歴史博物館・石見銀山・沖泊他。
|
Research Products
(15 results)