2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20244065
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
BULANOV SergeI 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 客員研究員 (00391318)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神門 正城 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, リーダー (50343942)
ESIRKEPOV Timur 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (10370363)
PIROZHKOV Alexander 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究職 (00446410)
河内 哲哉 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究主幹 (40343941)
桐山 博光 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (40354972)
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Keywords | 高強度レーザー / レーザープラズマ相互作用 / 非線形ラングミュア波 / アト秒X線 / 水の窓X線 / 周波数上昇 / 高次高調波 |
Research Abstract |
平成22年度は、英国ラザフォードアップルトン研究所のAstra-Geminiレーザーを用いたX線発生の共同実験(2010年5月~7月、日本から3名参加)と原子力機構のJ-KARENレーザーを用いた共同実験(2011年1月~3月、英国から1名参加)を実施した。これらの実験により、前年度我々が観測した、相対論的強度の高強度レーザーがガスプラズマと相互作用により生成される高次高調波を再現することができた。また、120TWのチタンサファイアレーザーをHeガスに照射することにより、波長10-11nmで0.46mJ/srの軟X線を観測し、従来の光子数を増大させ、また再現性も向上させることに成功した(論文投稿中)。 理論研究では、相対論的飛翔鏡のコンセプトを発展させ、レーザーの放射圧を利用して、薄膜プラズマを加速する体系において、加速されるイオンの位相が固定され、高エネルギーまで加速が行えることを示した。相対論的飛翔鏡を用いて高強度場を作り出し、相対論的な電子ビームと相互作用させ、高強度電磁場と電子の非線形相互作用を研究する体系を考察した。これらの高強度領域での高エネルギー電子との相互作用により、電子・陽電子のなだれ的対生成が起こると予測されている。特に、このような高強度下での電子の放射減衰効果を取り入れた運動方程式を用いて評価を行った。PW級レーザーとレーザー加速による1GeV電子、相対論的飛翔鏡の技術を統合することで、電子・陽電子のなだれ的対生成領域に達することができるとの結果をえた。これらの評価に基づく実験提案を作成し、論文投稿、学会発表を行った。
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Research Products
(24 results)
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[Journal Article] Light at Extreme Intensities-Opportunities and Technological Issues of the Extreme Light Infrastructure2010
Author(s)
T.Tajima, B.C.Barish, C.P.Barty, S.Bulanov, P.Chen, J.Feldhaus, J.Hajdu, C.Keitel, J.Kieffer, D.Ko, W.Leemans, D.Normand, L.Palumbo, K.Rzazewski, A.Sergeev, Z.Sheng, F.Takasaki, M.Teshima
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Journal Title
AIP Conf.Proc.-April 16, 2010
Volume: 1228
Pages: 11-35
Peer Reviewed
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[Presentation] Peta watt class laser in Japan2011
Author(s)
H.Kiriyama, et al.
Organizer
France Japan Seminar on High Power Lasers for Medical & Scientific Applications
Place of Presentation
Embassy of France, Japan(Invited Talk)
Year and Date
2011-02-15
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