2008 Fiscal Year Annual Research Report
電気自動車の革新的運動制御およびエネルギーストレージシステムに関する総合的研究
Project/Area Number |
20246050
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀 洋一 The University of Tokyo, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (50165578)
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Keywords | 電気自動車 / モーション制御 / スリップ制御 / ステアリング制御 / エネルギー効率化 / キャパシタ / 自動変速機 / 非接触充電 |
Research Abstract |
本研究は電気駆動によって初めて実現できる電気自動車(EV)の制御機能の追求であり,2分類10のテーマにしぼっている。ここでは特筆すべきもの(下線を施した)についてのみ述べる。 1.電気モータの高い制御性を生かした自動車のモーション制御技術 (1)トルク垂下特性を生かしたスリップ抑制制御 IPMSM駆動モータでトルク垂下特性を生かした電流制御系を用い,スリップ時のモータ速度の増加を抑制する手法と調整法を提案した。さらにdα両軸電流制御系に拡張適用し,開発したEVを川いたスリップ実験によって,効果的なトルク垂下現象とスリップ抑制効果を検証した。 (2)動的重心位置推定を利用したトラクション制御,(3)東体横すべり角推定にもとつく恥両運動安定化制御 (4)PYCとAFSを紐み合わせEPSを川いた安定旋回制御 ステアリング実験装置を製作し,AFS実現上での問題点を実験的に明らかにした。路面反力を運転者へ伝達しつつAF&からの操舵干渉低減を同時に実現するため,2つの手法(可変アシスト比・規範モデル混合制御,路而反力推定に基づく操舵反力制御)を提案し制御効果を確認した。 (5)リアルタイム速度パターン生成を刑いた操作性の向上 2.キャパシタを用いた移動体エネルギーストレージ・供給技術 (1)キャパシタ駆動小型EVによる新しいライフスタイルに関する考察,(2)PHEVにおける電池とキャパシタの組み合わせ法に関する研究,(3)キャパシタと高性能DDインホイルモータによる高速回生制御 (4)キヤパシタの充放電特性を生かしたAMTに関する研究 モータアシストAMTを提案し,その成立性と制御方法に対して検討した。電源にはキャパシタが有望であるが,駆動力制御と同時に車速に応じたキャパシタの充放電制御の両立が必要で,エンジントルクオブザーバを用いた制御手法を提案し有効性を示した。実市の製作は進行中である。 (5)電磁気を利用した移動体への非接触充電に関する研究 EVへのワイヤレス充電アンテナの検討を行った。共振を利用した磁界型と電界型の両方とも高効率,大ギャップ,位置ずれに強いことが示せた。磁界型アンテナとしてヘリカルアンテナを提案し,結合係数がほぼ0においても電力伝送が可能であることなどを,実験的にも示している。
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[Presentation] ECO and Human-friendly Motion Control for Support of Secure Life2009
Author(s)
Yoichi Hori, Sehoon Oh, Takeshi Fujii, Dejun Yin, Kiyotaka Kawashima, Takehiro Imura, Kengo Yoshida, Valerio Salvucci, Masamitsu Satake, Kunio Kobayashi, Taichi Ishihara, Hiroyuki Okabe
Organizer
The University of Tokyo Global COE "SECUR E-LIFE ELECTRONICS" Symposium
Place of Presentation
Tokyo, Japan
Year and Date
2009-01-21
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