2008 Fiscal Year Annual Research Report
セラミックスウイスカーが開拓するX線イメージング技術の新展開
Project/Area Number |
20246099
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
斎藤 秀俊 Nagaoka University of Technology, 工学部, 教授 (80250984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 治彦 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (70201928)
鈴木 常生 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (00313560)
大塩 茂夫 長岡技術科学大学, 工学部, 教務職員 (90160473)
赤坂 大樹 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (80500983)
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Keywords | 冷陰極 / 炭素 / 電子源 / X線 / アルミニウム / タングステン |
Research Abstract |
炭素系F-Nトンネル型電子源を金属棒表面に組み、50mmx50mmの大きさの電子源を作製した。仕上げた平面冷陰極の電子顕微鏡観察を現有の走査型電子顕微鏡で実施したところ、ナノメーターの大きさの薄板状の突起物が金属棒表面に形成されていることがわかった。50mmx50mm冷陰極の電界放射・X線測定のために、その大きさに対応した高真空チャンバー・排気システムを組み上げた。タングステンのターゲットを用いて、超高真空下において冷陰極から発生した電子をそのターゲットに照射したところ、X線計測器で十分スペクトルが得られる程度のX線放射が観測された。 測定装置で平面冷陰極からの電界放射電流を測定したところ、電圧5kVの印加で1mA以上の電流を得ることができた。さらに、その電流でアルミニウム電極に電子衝撃したところ、条件によってアルミニウムが溶融した。
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Research Products
(3 results)