2012 Fiscal Year Annual Research Report
イオン液体を用いた次世代エネルギー変換・貯蔵デバイスの開発
Project/Area Number |
20246140
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
萩原 理加 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (30237911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野平 俊之 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (00303876)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | イオン液体 / 燃料電池 / キャパシタ / リチウム二次電池 / ナトリウム二次電池 |
Research Abstract |
A-1フルオロハイドロジェネート系イオン液体の無加湿燃料電池への応用 前年度の研究により、高温運転時の性能劣化の原因がコンポジット電解質の変形によるガス拡散層への浸透によるガス流路の閉塞によることが明らかとなったため、これに対処するため、EMPyr(FH)nF系イオン液体とHEMAのコンポジット電解質の作成においてHEMAの重合にリビングラジカル重合法を採用し、電解質膜の熱的、機械的安定性の向上を図させ、高温運転時の性能劣化を防ぐことに成功した。 A-2フルオロハイドロジェネート系イオン液体の電気化学キャパシタへの応用 フルオロハイドロジェネート系イオン液体のキャパシタ特性として二重層容量以外の擬似容量を分離評価し、正極、負極で起こっているレドックス反応を明らかにした。 B-1イミド系イオン液体の金属リチウム二次電池・リチウムイオン電池への応用 金属リチウム二次電池用のイミド系イオン液体として(Li,K)FSA系の物性を検討した。またイオン電池としての応用をめざし、(Li,K,Cs)FSAもしくは (Li,K)FSA溶融塩におけるグラファイト負極の充放電特性を検討し、高い容量と可逆性を確認した。 B-2イミド系イオン液体のナトリウム二次電池への応用 電解質として(Na,K)FSA系を用い、正極活物質としてNa2FePO4を検討し、良好な充放電特性を得た。さらに負極活物質として難黒鉛化性炭素(ハードカーボン)を検討したが、(Na,C1C3pyr)FSA系で良好な充放電特性および可逆性を得た。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)
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[Patent(Industrial Property Rights)] 溶融塩電池2011
Inventor(s)
新田耕司
Industrial Property Rights Holder
京都大学
Industrial Property Rights Type
特許
Industrial Property Number
台湾201232874
Filing Date
2011-11-28
Acquisition Date
2012-08-01
Overseas