2010 Fiscal Year Self-evaluation Report

Cloning of avirulence genes of the blast fungus using SAGE analysis and comparison of their variability

Research Project

Project/Area Number	20248005
Research Category	Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
Allocation Type	Single-year Grants
Section	一般
Research Field	Plant pathology
Research Institution	Kobe University
Principal Investigator	TOSA Yukio Kobe University, 大学院・農学研究科, 教授 (20172158)
Project Period (FY)	2008 – 2011
Keywords	Magnaporthe oryzae / avirulence gene
Research Abstract	イネ科栽培植物いもち病菌Magnaporthe oryzae(不完全世代Pyricularia oryzae)は、イネに寄生するイネ菌のほか、アワに寄生するアワ菌、コムギに寄生するコムギ菌等、植物属に対する寄生性を異にするいくつかの菌群に分化している。さらに、イネ菌には、イネ品種に対する病原性を異にする多数のレースが存在する。すなわち、M. oryzaeとイネ科植物の間には、菌群-属間特異性と、レース-品種間特異性の2つの特異性が認められる。このうち、レース-品種間特異性は非常に不安定であることがよく知られている。一方、菌群-植物属間特異性はきわめて安定で、たとえばキビ菌がイネを侵す様に変異を起こすことはない。本研究では、両特異性に関与する非病原力遺伝子を網羅的にクローニングし、これらを比較することにより、両特異性の安定性の相違が何によるのかを明らかにする。