2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Research on pathophysiology of schizophrenia started from a rare case
Project/Area Number |
20249054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | 財団法人東京都医学総合研究所 (2011) Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research (2008-2010) |
Principal Investigator |
ITOKAWA Masanari Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research, 東京都精神医学総合研究所, 参事研究員 (40332324)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 精神薬理学 |
Research Abstract |
1000床以上の精神科病床を有する都立松沢病院の敷地内に研究施設が立地する利点を生かし、同病院の豊富な症例から多発家系や染色体異常の症例を収集してきた実績がある。それらの稀な症例における比較的大きな機能変化をもたらす変異/遺伝子の同定に引き続き、培養細胞・モデル動物を用いた変異/遺伝子の機能解析を行う。in vitroで解明された機能変化で明らかとなった病態を死後脳や患者の臨床情報に基づくin vivo studyへと発展させる。研究は、(1)染色体異常の収集と解析、(2)多発家系の収集と有望な遺伝子の解析、(3)同定された遺伝子の機能解析と病態についての検討、(4)遺伝子変異による生体への影響の解析、(5)モデル動物による研究、(6)統合失調症全般での検討、(7)死後脳研究、(8)バイオマーカー・診断法・治療薬の検討、の手順で進めてゆく。なお、研究の進め方として、(1)、(2)で同定された遺伝子によって(3)から(10)の優先順位は異なり、実際には混在して進行する。モデル動物関連で実績のある理化学研究所・東海大学と豊富な臨床サンプルをもつ松沢病院と協力体制を組み、遺伝子研究だけに軸足をおくのではなく,生化学実験,培養実験,死後脳研究といった複数の研究ストラテジーから研究成果を相互に検証する工夫をしている。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation]2009
Author(s)
糸川昌成, ほか
Organizer
第19回日本メイラード学会学術総会
Place of Presentation
金沢
Year and Date
2009-11-20
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