2008 Fiscal Year Annual Research Report
肉腫幹細胞の性状解析とウイルス工学を応用した幹細胞標的医薬の開発
Project/Area Number |
20249065
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Research Institution | Research Institute, Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Disaeses |
Principal Investigator |
高橋 克仁 Research Institute, Osaka Medical Center for Cancer and Cardiovascular Disaeses, 研究所, 部長 (40211338)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸口田 淳也 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (40273502)
山村 倫子 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター, 研究所, 主任研究員 (50342994)
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Keywords | 肉腫 / 幹細胞 / 腫瘍溶解性ウイルス |
Research Abstract |
1、肉腫幹細胞の樹立と性状解析、 研究分担者戸口田の京都大学グループは、既にNOD/SCIDマウス移植モデルを用いた方法で骨肉腫の5つの細胞株と滑膜肉腫の一部の細胞株について肉腫起源細胞(SICs)のサブラインの分離に成功しているので、この方法を用いてさらなるSICsの分離を試みた。具体的には、マトリゲルとNOD/SCIDマウスを用いた系で、in vivoでの選別により分離した造腫瘍性の亢進した骨肉腫細胞のサブラインを分離し、造腫瘍性を親株と比較検証した。 研究代表者と研究分担者山村らの大阪府立成人病センターのグループは、肉腫の仲間である消化管間質腫瘍と平滑筋肉腫培養細胞について、フローサイトメトリーによりCD133、CD44等のがん幹細胞マーカーに陽性でSP分画に濃縮される細胞をソーティングし、マトリゲルとNOD/SCIDマウス移植モデルを用いた方法で生着の条件を検討した。レーザーキャプチャーマイクロダイセクション顕微鏡(Leica;LMD6000)を用いて、培養液中の単一の生細胞を分離・培養した。
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Research Products
(3 results)