2009 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者訪問看護質指標を用いたインターネット訪問看護支援システムの有効性検討
Project/Area Number |
20249086
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
山本 則子 Tokyo Medical and Dental University, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (90280924)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 彰子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (90229253)
深堀 浩樹 東京医科歯科大学, 保健衛生学研究科, 講師 (30381916)
千葉 由美 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (10313256)
片倉 直子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (60400818)
金川 克子 神戸市看護大学, 看護学部, 学長 (10019565)
|
Keywords | 訪問看護 / 高齢者 / 質評価 / 質改善 |
Research Abstract |
今年度は、20年度に修正・作成した評価指標に基づき、9月に14件の訪問看護ステーションを対象としてウェブサイトを開示し、介入を開始した。対象となる領域は、認知症ケア・家族支援(9ステーション)、糖尿病ケア(3ステーション)、慢性疼痛ケア(1ステーション)、睡眠障害ケア(1ステーション)であり、合計60名の看護師と28名の訪問看護利用者またはご家族の協力を得て開始し、介入を現在も継続している。ウェブサイトには一定の閲覧件数がみられるが書き込みが少なく、書き込みを支援するために、サイトの様式や文言の修正、新たな書き込みがあるたびにお知らせのメールを送付する、新たなステーションが参入する前には掲示板に書き込んで頂くなどの工夫を盛り込んでいる。3月末にかけて次の訪問看護ステーションの参加を募り、領域も終末期ケアなどを追加して、規模を拡大してきている。 さらに、昨年度の7領域引き続き、「栄養管理」「転倒予防」「運動機能の維持・回復」の3領域について過去の内外の文献を検討し、訪問看護師、ステーション管理者、訪問看護利用者およびその家族を対象に、訪問看護ケアのプロセスとアウトカムに関して、介入の効果と考えられる効果指標を検討し作成した。訪問看護師とステーション管理者を対象としたプロセス指標としては、該当領域のケアに関する関心・自信のみでなく、訪問看護を実施してゆく上での支援があるか、訪問看護にやりがいを感じるか、といった訪問看護師の心理面への効果を尋ねる項目を追加することとした。
|