2011 Fiscal Year Annual Research Report
最終氷期以降の地球規模の気候変動事変に伴う古代遺跡周辺の水文環境の変動
Project/Area Number |
20251002
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
鹿島 薫 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (90192533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
那須 浩郎 総合研究大学院大学, 先導科学研究所, 上級研究員 (60390704)
奥村 晃史 広島大学, 文学研究科, 教授 (10291478)
本郷 一美 総合研究大学院大学, 先導科学研究所, 准教授 (20303919)
三宅 裕 筑波大学, 人文社会科学研究科(系), 准教授 (60261749)
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Keywords | 研究者交流 / トルコ:中国:エジプト / 気候変動 / 砂漠化 / 水資源 / 遺跡立地 / 湖沼 |
Research Abstract |
研究資料収集実施国 トルコ、エジプト、中国であった。 実施日程と旅行経路(中国 新疆ウイグル自治区 平成23年10月 15日間および24年8月)新疆ウイグル自治区において現地調査を行う。調査項目は、地下水採取、湿原堆積物の、オアシスの立地および水文環境の変動について調査資料収集を行った。 (トルコ 平成24年9月、延べ20日)トルコ共和国ではアナトリア高原中部のアンカラ県、クルシェヒル県、コンヤ県、カイセリ県における遺跡の分布調査と古環境の復元のためのボーリング調査結果の整理を行う。具体的には、地中レーダーおよび磁気探査を用いた地中物理探査で遺跡の未発掘地区の確定を進めた。 (エジプト 平成24年3月 10日間)エジプトにおいては、カイロ南東のカルーン湖において調査結果の整理を行う。調査期間は20日間である。主に、湖の湖水位変動とナイル川の氾濫史の解明について、地形地質調査と考古歴史文書などの解析をあわせて実施した。 総合シンポジウムの開催(平成25年2月)九州大学において本研究のまとめとなる国際研究シンポジウムを開催した。最近の地球環境の変動に関する視点は、氷床におけるダンスガード・オシュガーサイクルの発見以来、大きく変わりつつある。地球環境が、短期(10~100年オーダー)においても、急激に変化してきたという事実は、今後の地球環境の変動予測に大きな影響を与えてきた。特にこの数年で、完新世においても気候は安定的ではなく、8200年前に世界的な寒冷化イベントが発見されるなど、氷期と同様に、大規模気候変動事変が存在することが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Holocene sedimentary records from Lake Borsog, eastern shore of Lake Khuvsgul, Mongolia, and their paleoenvironmental implications2013
Author(s)
A. Orkhonselenge, 1, S.K. Krivonogov, c, , , K. Mino, K. Kashiwaya, I.Y. Safonova, c, M. Yamamoto, K. Kashima, T. Nakamura, J.Y. Kim
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Journal Title
Quaternary International
Volume: 290-291
Pages: 95-110
DOI
Peer Reviewed
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