2008 Fiscal Year Annual Research Report
中国における農村都市化の実証研究ー企業・土地・労働力の集積と地方政府
Project/Area Number |
20252007
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
加藤 弘之 Kobe University, 経済学研究科, 教授 (70152741)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 光輝 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (00188509)
厳 善平 桃山学院大学, 経済学部, 教授 (00248056)
梶谷 懐 神戸学院大学, 経済学部, 准教授 (70340916)
日置 史郎 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (80312528)
寳劔 久俊 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 研究員 (90450527)
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Keywords | 空間経済学 / 農村都市化 / 土地流動 / 労働力移動 / 企業集積 |
Research Abstract |
平成20年度は、個別研究に加えて、研究手法の研究と開発、予備調査による調査フィールドの策定が主たる目的であり、これにそって2回の研究集会(7月26日、2009年1月10日)と2度の現地調査(浙江省台州・温嶺市:2月24日〜3月1目、義烏・紹興・慈渓:3月7日〜16日)を実施し、下記のような成果を得た。 (1)研究手法の開発:1月10日の研究集会では現代中国研究拠点(早稲田大学)との連携により、第三回現代中国コロキアムを開催した。コロキアムでは、空間経済学の最新の研究成果について浜口伸明氏(神戸大学経済経究所)から基調報告を受け、丸川知雄(連携研究者)日置史郎(研究分担者)、橋口善浩(同左)の3名による空間経済学、空間統計学の中国への適応可能性についての報告と討論を行った。空間を研究プロジェクトのキーワードとすることを確認した。 (2)現地調査:上記地域の行政部門、企業および農家を対象に労働力の流動、土地の流動、企業集積にかかる聞き取り調査を実施した。その目的は、平成21年度と22年度に実施を予定しているアンケート調査に最も適した地域を選定することにあり、中国側との数度にわたる折衝の結果を踏まえ、主として土地流動化にかかわる農家調査を二カ所(台州市および海寧市)、出稼ぎ労働者にかかわる調査を一カ所(慈渓市)および企業についての事例研究調査を一カ所(慈渓市)で実施することに決
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Research Products
(14 results)