2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Evolutionary geography of macaques in Continental Asia : dispersal and diversification
Project/Area Number |
20255006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Physical anthropology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
HAMADA Yuzuru Kyoto University, 霊長類研究所, 教授 (40172978)
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Project Period (FY) |
2008 – 2012
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Keywords | 進化地理学 / マカク / 分散と隔離 / 進化 / レフュジア |
Research Abstract |
アジアのマカク属は現在4種群、19種を数えるほどに多様化している。その要因として、アジアの地形と気候・環境変動、および各種群で異なった生態学的適応をはかったことを挙げることができる。マカク進化の中心地のひとつは、アジア大陸部のインド東北地方からインドシナ半島にかけての地域にあり、キタブタオザル、アカゲザル、カニクイザル、アッサムモンキー・ベニガオザルが分布している。この地域は北部にヒマラヤからの山地帯があり、そこから南に張り出すいくつかの山地系とその間の低地乾燥地域によって構成され、そこに気候環境変動が重なって、マカク祖先集団は分散とレフュジアへ逼塞を繰り返したと考えられる。このような生息地の変遷に伴って地域間変異が選別・拡大、あるいは交雑が進み、地理的変異や種の形成があったと推測される。マカク種の間に生態学的競合とそれを回避するメカニズムも働いている(形質転換などによって)と推測される。対象マカク5種の分布と地域変異性から、移住と多様化の過程を明らかにすることを目的とし、中国南部からネパールまでの10カ国において、各国の大学および環境・生物保護研究調査機関と共同で、広域分布・生息実態調査ならびに形態・遺伝形質における多様性形質資料の収集と解析を行う。
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Research Products
(15 results)
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[Presentation]2009
Author(s)
Hamada Y, Kawamoto Y, Kurita H, Goto S, Oi T, Vo Dinh Son, Pathomthong S, (5)
Organizer
第3回動物研究の将来に関する国際会議
Place of Presentation
タイ国ナコンパトム県
Year and Date
2009-11-19
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