2008 Fiscal Year Annual Research Report
マルチプロセッサSoCのアーキテクチャ設計最適化手法
Project/Area Number |
20300017
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
今井 正治 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (50126926)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武内 良典 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (70242245)
坂主 圭史 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (00346173)
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Keywords | マルチコアSoC / 設計最適化 / IPベース設計 |
Research Abstract |
本研究では、与えられた応用に対して、与えられた設計制約のもとで、マルチプロセッサSoCの構成方法を最適化する手法を明らかにすることを目的としている。初年度は、次の3項目を中心にして研究を行った。 (1)応用システムのプロファイリング手法の検討と試作 (2)応用システムの記述の分割手法の提案と評価 (3)与えられたIPの割当と通信方式に対する、設計品質見積り手法の開発 (1)応用システムのプロファイリング手法の検討と試作この研究項目では、SystemCで記述された応用システムを高い抽象度レベルでプロファイリングする方法について検討した。 (2)応用記述の分割手法の提案と評価 最適な分割方法は、応用システムの性質に依存すると考えられる。たとえば、マルチメディア情報処理システムや通信制御システムの場合には、ストリームデータの入出力の実時間性を考慮して最適化を行う必要がある。分割方法は、そのモジュールの機能をプロセッサで実行する場合や既存のIPを割当てる場合なども考慮して決定する必要がある。初年度は、これらの要請を考慮して応用記述の分割方法の検討を行った。 (3)与えられたIPの割当と通信方式に対する、設計品質見積り手法の開発上記(2)の項目で提案された分割方法の有効性を評価するために、分割して得られるサブモジュールにIP(プロセッサまたは専用ハードウェア)を割当て、通信方式とそのパラメタに具体的な値を与えた場合の設計品質指標の見積りを行う。本年度は、見積り方法としては、これまでの研究で開発さえた面積および性能の見積り方法に加え、消費電力の見積り方法についても検討を行った。
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Research Products
(1 results)