2009 Fiscal Year Annual Research Report
マルチプロセッサSoCのアーキテクチャ設計最適化手法
Project/Area Number |
20300017
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
今井 正治 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (50126926)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武内 良典 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (70242245)
坂主 圭史 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (00346173)
|
Keywords | MPSoC(マルチプロセッサSoC) / マルチコア / マルチプロセッサ / IPベース設計 |
Research Abstract |
本研究では、与えられた応用に対して、与えられた設計制約のもとで、マルチプロセッサSoCの構成方法を最適化する手法を明らかにすることを目的としている。平成21年度は、平成20年度に開発した設計品質見積手法を拡張した。マルチプロセッサSoCの構成最適化を行うためには、その性能を短時間で正しく見積もりできることが重要である。短時間で性能を見積もる方法として、H20年度は単一のコンフィギュラブルプロセッサでプロファイリングを行った結果を利用してマルチプロセッサでの実行性能を短時間で見積る手法を開発したが、本年はその精度をSystemCモデルを利用することで高精度化する検討を進めた。 さらに次の項目について研究を行った。 1. 分割された応用記述の部分に対するIPの割当て方法の最適化手法の開発 2. システムを構成するコンポーネント間の通信方式の最適化手法の開発 1. 分割された応用記述の部分に対するIPの割当て方法の最適化手法 これまでの、研究ではIPに割当てられた処理はデータの性質に依存せず、一定の処理時間で処理可能という仮定を置いていたが、IPの処理内容をいくつかの基本ブロックに分解することで、データにより処理時間の変更に対応できるモデルを提案し、実装を行った。 2. システムを構成するコンポーネント間の通信方式の最適化手法の開発 これまでの研究では、コンポーネント間の通信方式として共有バス方式について最適化手法を考えてきたが、加えて共有メモリを利用してコンポーネント間のデータ転送量を抑え、データ転送を最適化する手法を研究した。
|
Research Products
(3 results)