2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20300036
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉川 正俊 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30182736)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井原 瑞穂 早稲田大学, 理工学術院(情報生産システム研究科), 教授 (40253538)
馬 強 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (30415856)
浅野 泰仁 京都大学, 情報学研究科, 特定准教授 (20361157)
清水 敏之 京都大学, 情報学研究科, 助教 (60402468)
鈴木 優 名古屋大学, 情報基盤センター, 研究員 (40388111)
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Keywords | 知識資源 / Web / マルチメディア / 情報統合 |
Research Abstract |
(1)複数事象の因果関係の抽出 複数の情報資源を統合利用する上で,事象の因果関係の抽出は重要である.異なる情報源から多用な情報を収集し,その因果関係を抽出する研究を行った.因果ネットワークモデルとしてトピック/イベント因果(TEC)モデルを用い,TECネットワークグラフの漸構築方法を与えた.本構築方法では,同じイベントを表すノードの検出時間が短縮化され,従来手法に比べ同様のイベントを表すノードをより正確に検出可能である. (2)複数の知識資源の統合利用 複数の知識資源を統合利用するために,コンテンツとメディアに応じた情報抽出を行い,比較分析および差異抽出を行うための手法を開発した.特に複数のソースから得られたマルチメディアニュースの映像の類似性およびクローズドキャプションにおける主観表現などの抽出によりマルチメディアニュース推薦のための補完木に関する研究を行った. (3)知識資源の利用者支援 直列化されたRDF表現などXMLで表現される知識資源に関しては,利用者支援の観点から,問合せに対する検索結果と問合せの関連語との関係性など,初期間合せを代替または近似代替できる別の表現を提示するための代替表現の表現法および代替表現獲得の高速化法を開発した. (4)情報の品質評価,保証 データ処理によって起こる注釈の品質劣化の問題を解決するため,注釈の意味を表現するための表現モデルを提案した.さらに,注釈の意味的定義に従い,,データ変遷において生じる注釈の不整合を定式化するとともに,注釈の整合性を維持するために,注与の根拠となった情報を注釈と共に伝播させることによって,注釈の客観性を維持した注釈管理手法を開発した.また,Wikipediaなどの集合知型利用者生成コンテンツの信頼性推定を行うために,編集履歴に基づき編集者と文書の相互評価を行い,推定精度を高める手法を開発した.
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Research Products
(15 results)